この記事では英語の熟語「owe A to B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBのおかげだと思う」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、海外勤務経験もあるライターNanakoを呼んです。一緒に「owe A to B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/Nanako

カナダに留学中、日英翻訳のディプロマを取得し、その後、現地企業にて勤務。日常会話のみならず、仕事でも使える英熟語を伝える。

熟語「owe A to B」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「owe A to B」には、次の二つの意味があります。

1.「AをBのおかげだと思う」
2.「BにAの借りがある」

意味によって用法に一つ大きな違いがあるので、確認してください。
意味2.「BにAの借りがある」で使う場合は、「owe A to B」を「owe B A」(二重目的語構文)で言い換えることができますが、意味1.で使う場合は、二重目的語構文での言い換えができません。気を付けましょう。

意味その1「AをBのおかげだと思う」

動詞「owe」には「借りている」、「借りがある」という意味があり、Aに「物や事柄」Bに「人や物、事柄」が来て、「owe A to B」の形で「AをBのおかげだと思う」を表します。例文を見てみましょう。

She owes what she is to her grandparents.
今の彼女があるのは彼女の祖父母のおかげだ。

I owe my success to good luck.
私の成功は幸運のおかげである。

I owe it to my brother that I was able to finish college.
大学を卒業できたのは兄のおかげです。

意味その2 「BにAの借りがある」

熟語「owe A to B」の二つ目の意味は、「BにAの借りがある」で、借金などお金の借りがあるということを表す場面でよく使われる表現です。

すでに説明したように、この意味で使われる場合は「owe A to B」は(二重目的語構文)「owe B A」で言い換えることができます。例文には言い換えた場合も一緒に載せますので、確認してみてください。

He owes a lot of money to the bank.(=He owes the bank a lot of money.)
彼は銀行に多額の借金がある。

I owe 5000 yen to my sister.(=I owe my sister 5000 yen.)
私は姉に5000円借りています。

I owe an apology to you.(=I owe you an apology. )
私はあなたにお詫びをしなければなりません。

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熟語「owe A to B」の言い換えや、似た表現は?

熟語「owe A to B」には複数の言い換え表現や似た表現があります。早速見てみましょう。

言い換え例:「owe B for A」を使った言い換え(意味その2:「BにAの借りがある」の言い換え)

「BにAの借りがある」を意味する「owe A to B」は「owe B for A」を使うと、言い換えることができます。前置詞が違うだけではなく、AとBの場所が入れ替わっていることにも注意してください。早速例文を見ましょう。

He owes me for ten thousand yen.
彼は私に1万円の借金がある。

=He owes ten thousand yen to me. 
=He owes me ten thousand yen.

ten thousand yen が(B)、meが(A)です。

似た表現:「thanks to ...」(意味その1:「AをBのおかげだと思う」に似た表現)

意味その1:「AをBのおかげだと思う」を意味する「owe A to B」に似た表現として「thanks to ...」をご紹介します。意味は、「〇〇のおかげで」です。

I have succeeded thanks to good luck.(=I owe my success to good luck.)
運が良かったおかげで私は成功しました。

Thanks to your advice, I passed the exam.
あなたのアドバイスのおかげで、試験に合格しました。(=I owe my success in the exam to your advice.)

\次のページで「熟語「owe A to B」を使いこなそう」を解説!/

熟語「owe A to B」を使いこなそう

この記事では熟語「owe A to B」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「owe A to B」はネイティブの日常会話でもよく使われる表現です。言い換え表現はやや複雑な印象を受けるかもしれませんが、AとBが何を指すかと意味をよく考えれば、すぐに慣れると思います。まずは、簡単な例文を参考に実際に熟語を使ってみてください。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「owe A to B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「owe A to B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBのおかげだと思う」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、海外勤務経験もあるライターNanakoを呼んです。一緒に「owe A to B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/Nanako

カナダに留学中、日英翻訳のディプロマを取得し、その後、現地企業にて勤務。日常会話のみならず、仕事でも使える英熟語を伝える。

熟語「owe A to B」の意味は?

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熟語「owe A to B」には、次の二つの意味があります。

1.「AをBのおかげだと思う」
2.「BにAの借りがある」

意味によって用法に一つ大きな違いがあるので、確認してください。
意味2.「BにAの借りがある」で使う場合は、「owe A to B」を「owe B A」(二重目的語構文)で言い換えることができますが、意味1.で使う場合は、二重目的語構文での言い換えができません。気を付けましょう。

意味その1「AをBのおかげだと思う」

動詞「owe」には「借りている」、「借りがある」という意味があり、Aに「物や事柄」Bに「人や物、事柄」が来て、「owe A to B」の形で「AをBのおかげだと思う」を表します。例文を見てみましょう。

She owes what she is to her grandparents.
今の彼女があるのは彼女の祖父母のおかげだ。

I owe my success to good luck.
私の成功は幸運のおかげである。

I owe it to my brother that I was able to finish college.
大学を卒業できたのは兄のおかげです。

意味その2 「BにAの借りがある」

熟語「owe A to B」の二つ目の意味は、「BにAの借りがある」で、借金などお金の借りがあるということを表す場面でよく使われる表現です。

すでに説明したように、この意味で使われる場合は「owe A to B」は(二重目的語構文)「owe B A」で言い換えることができます。例文には言い換えた場合も一緒に載せますので、確認してみてください。

He owes a lot of money to the bank.(=He owes the bank a lot of money.)
彼は銀行に多額の借金がある。

I owe 5000 yen to my sister.(=I owe my sister 5000 yen.)
私は姉に5000円借りています。

I owe an apology to you.(=I owe you an apology. )
私はあなたにお詫びをしなければなりません。

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