
【英語】1分でわかる!「owe A to B」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBのおかげだと思う」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC900点で、海外勤務経験もあるライターNanakoを呼んだ。一緒に「owe A to B」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Nanako
カナダに留学中、日英翻訳のディプロマを取得し、その後、現地企業にて勤務。日常会話のみならず、仕事でも使える英熟語を伝える。
熟語「owe A to B」の意味は?

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熟語「owe A to B」には、次の二つの意味があります。
1.「AをBのおかげだと思う」
2.「BにAの借りがある」
意味によって用法に一つ大きな違いがあるので、確認してください。
意味2.「BにAの借りがある」で使う場合は、「owe A to B」を「owe B A」(二重目的語構文)で言い換えることができますが、意味1.で使う場合は、二重目的語構文での言い換えができません。気を付けましょう。
意味その1「AをBのおかげだと思う」
動詞「owe」には「借りている」、「借りがある」という意味があり、Aに「物や事柄」、Bに「人や物、事柄」が来て、「owe A to B」の形で「AをBのおかげだと思う」を表します。例文を見てみましょう。
She owes what she is to her grandparents.
今の彼女があるのは彼女の祖父母のおかげだ。
I owe my success to good luck.
私の成功は幸運のおかげである。
I owe it to my brother that I was able to finish college.
大学を卒業できたのは兄のおかげです。
意味その2 「BにAの借りがある」
熟語「owe A to B」の二つ目の意味は、「BにAの借りがある」で、借金などお金の借りがあるということを表す場面でよく使われる表現です。
すでに説明したように、この意味で使われる場合は「owe A to B」は(二重目的語構文)「owe B A」で言い換えることができます。例文には言い換えた場合も一緒に載せますので、確認してみてください。
He owes a lot of money to the bank.(=He owes the bank a lot of money.)
彼は銀行に多額の借金がある。
I owe 5000 yen to my sister.(=I owe my sister 5000 yen.)
私は姉に5000円借りています。
I owe an apology to you.(=I owe you an apology. )
私はあなたにお詫びをしなければなりません。
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