
コイルと電流の関係がスッキリわかる!直流・交流での働きの違いも理系ライターが詳しくわかりやすく解説
コイルは電気回路や電子回路の中で磁気的な作用もありますが今回はコイルと電流の関係に絞って一緒にみていこう!
電流には直流と交流の2つの種類がある。今回は分かりやすくするためにコイルに直流電流を流したときと交流電流を流した場合に分けて進めていく。今回は理系大学生ライターの四月一日そうと一緒にみていくぞ!

ライター/四月一日そう
現役の理系大学生ライター。電気電子工学科に所属しており、電気回路や電子回路、電磁気学を主に勉強中。アルバイトは塾講師をしており高校生たちに数学や物理の面白さを伝えている。
そもそもコイルとは?

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コイルとは電気回路、電子回路にはほとんど組み込まれていると言っても過言でないほど基本的な回路素子です。回路を理解しようとするならコイルを避けて通ることはできません。
ではそもそもコイルとはどんな素子なのでしょうか。コイル自体は導線をバネのような形状になるようにグルグル巻いたものです。作り自体は非常に簡単な作りをしているのですが、このコイルに電流を流すことでさまざまな働きをします。
次からコイルに直流電流を流したときのコイルと電流の関係をみていきましょう。
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コイルと直流の関係
直流電流をコイルに流したときにコイルがどのような働きをするのかみていきましょう。
コイルに電流を流し始めたとき、実はコイルにはほとんど電流が流れ込みません。ただ、しばらく電流を流し続けると徐々にコイルに電流が流れていき、最後には普通の導線と同じ扱いになります。
次に流し続けていた電流を止めてみましょう。そうするとなんといままで電流が流れていたのと同じ方向に電流が流れ出します!
このことをまとめるとコイルは電流の変化を和らげるような動きをすることが分かりますね!次からはなぜコイルがこのような挙動をするのか磁気的な関係を含めながらみていきましょう!
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