
英語速攻攻略を目指す!「補語」を現役英語講師がわかりやすく解説

補語は「文の主要素」と呼ばれるもののひとつだが、目的語との違いを理解することができれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んだ。一緒に「補語」の攻略ポイントを学習していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「補語」とはいったいどういう意味?

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英語における「補語」とは、主語や目的語の内容を説明する言葉です。
補語になれる品詞は形容詞か名詞ですが、基本的には形容詞が補語になると考えてよいでしょう。
そして、どちらの言葉を説明しているかで、それぞれ「主格補語」「目的格補語」という名前が付いています。
では、それぞれの例を確認していきましょう。
「主格補語」の例
「主格補語」を取る代表的な動詞は、何といっても「be動詞」です。
そして、この「be動詞」が第2文型(SVOC)を形成します。
その他にも「look」や「sound」といった人間の五感に関する動詞が有名です。
さらに、「なる」という意味の「become」や「get」がこれに続きます。
He was happy to hear that.
彼は、それを聞いてうれしかった。
He looked happy to hear that.
彼は、それを聞いてうれしそうだった。
二つの例文ともに形容詞の「happy」が主格補語で、主語の説明をしています。
形容詞は「be動詞」とセットで用いるのが一般的ですが、「look」のような一般動詞とともに用いられることもしばしばです。
いずれにしても、主格補語は「主語とイコール」の関係になっている点に注目しておきましょう。
「目的格補語」の例
「目的格補語」を取る動詞の筆頭は、やはり「make」でしょう。
その他にも、「keep」や「leave」、「find」などがテストでは頻出の動詞です。
これらの動詞は、目的語と補語の両方を取り、いわゆる第5文型(SVOC)を形成します。
こちらは主格補語と異なり、「目的語=補語」の関係になっているのが特徴です。
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