この記事では英語の熟語「be to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vすることになっている,Vしなければならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「be to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「be to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

「be動詞+to不定詞」で、「Vすることになっている,Vしなければならない」などの意味を表すことができます。使い方は複数あり、主に予定や命令、義務、可能、目的、運命といったことを表しますよ。「予定を表す」と言われてもわかりづらいかと思いますので、例文を使いながら見ていきましょう。

意味その1 「Vする予定である」

人との約束、スケジュールといった予定に対して「be to ○○」を使います。自分の中でなんとなくやろうと思っているようなことではなく、既に約束があるなど決定していることに対して使うことが多いです。

We are to meet at the station tomorrow morning.
私達は明日の朝駅で会う予定だ。

Dinner is to be served at 18 o'clock.
夕食は18時に提供されることになっている。

The ceremony is to be held in a week.
式は一週間後に行われることになっている。

意味その2 「Vしなくてはならない」

義務や命令にも「be to ○○」が使えますよ。「Vしなくてはいけない」「Vしなさい」「Vすべきだ」といった文があてはまりますね。

You are to hand in the document within three days.
書類は三日以内に提出するように。

I am to finish my homework by tomorrow.
私は宿題を明日までに終えなければならない。

The teacher said that we are not to talk to each other in class.
先生は授業中に喋ってはいけないと言った。

\次のページで「意味その3 「Vできる」」を解説!/

意味その3 「Vできる」

さらに、「be to ○○」が可能を表すときもあります。「Vできる」という意味で、「can」で置き換えられるような場合ですね。

Further information is to be found on our company's website.
さらに詳しい情報は会社のサイトにある。(見つけることができる)

Many wild animals are to be seen even in a big city.
都会でさえ多くの野生動物を見ることができる。

No sound was to be heard in the deserted corridor.
人気のない通路では物音ひとつ聞こえなかった。

熟語「be to ○○」の言い換えや、似た表現は?

「be to 〇〇」の主な意味は「be supposed to 〇〇」を使っても言い換えることが可能です。「be to ○○」より長くなりますが、「be to ○○」は意味が多いので「be supposed to 〇〇」を使う方が意味がわかりやすいこともあります。

言い換え例:「be supposed to 」を使った言い換え

be supposed to 」を使うと、言い換えが可能です。「be supposed to 」で「Vすることになっている」という意味になります。ただし、「するべき」「そう期待されている」というニュアンスですので100%そうなる・そうするとは限りません。

We are supposed to meet at the station tomorrow morning.
私達は明日の朝駅で会う予定だ。

Dinner is supposed to be served at 18 o'clock.
夕食は18時に提供されることになっている。

You are supposed to hand in the document within three days.
書類は三日以内に提出するように。

I am supposed to finish my homework by tomorrow.
私は宿題を明日までに終えなければならない。

\次のページで「熟語「be to ○○」を使いこなそう」を解説!/

熟語「be to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「be to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「to不定詞」や「be動詞」は学校で習う基本的な英語ですが用法が多く苦手意識を持っている人も多いかもしれませんね。しかし逆に言えばいろいろ使える便利な表現ですので、ぜひ覚えてくださいね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「be to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「Vすることになっている,Vしなければならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「be to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「be to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

「be動詞+to不定詞」で、「Vすることになっている,Vしなければならない」などの意味を表すことができます。使い方は複数あり、主に予定や命令、義務、可能、目的、運命といったことを表しますよ。「予定を表す」と言われてもわかりづらいかと思いますので、例文を使いながら見ていきましょう。

意味その1 「Vする予定である」

人との約束、スケジュールといった予定に対して「be to ○○」を使います。自分の中でなんとなくやろうと思っているようなことではなく、既に約束があるなど決定していることに対して使うことが多いです。

We are to meet at the station tomorrow morning.
私達は明日の朝駅で会う予定だ。

Dinner is to be served at 18 o’clock.
夕食は18時に提供されることになっている。

The ceremony is to be held in a week.
式は一週間後に行われることになっている。

意味その2 「Vしなくてはならない」

義務や命令にも「be to ○○」が使えますよ。「Vしなくてはいけない」「Vしなさい」「Vすべきだ」といった文があてはまりますね。

You are to hand in the document within three days.
書類は三日以内に提出するように。

I am to finish my homework by tomorrow.
私は宿題を明日までに終えなければならない。

The teacher said that we are not to talk to each other in class.
先生は授業中に喋ってはいけないと言った。

\次のページで「意味その3 「Vできる」」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: