
英語速攻攻略を目指す!「現在分詞」を現役英語講師がわかりやすく解説

現在分詞は「準動詞」と呼ばれるもののひとつだが、ある品詞との関連性に気づくことができれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んだ。一緒に「現在分詞」の攻略ポイントを確認していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「現在分詞」の意味・用法とは?

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現在分詞は「~ing」の形で表し、主に「~している」「~させるような」の意味を表します。
みなさんにとっては、現在進行形や過去進行形を作るものとしておなじみかもしれませんね。
しかし、「be動詞」と組み合わせて進行形を作ることだけが現在分詞のはたらきではありません。
詳しい解説をご披露する前に、まずは現在分詞の表す意味についてしっかりと確認しておきましょう。
「現在分詞」の持つ2つの意味とは?
現在分詞といえば、「~している」の意味を真っ先にイメージする人も多いのではないでしょうか。
たしかに、それはいちばん多く見かける意味であり、けっして間違いではありません。
しかしながら、それだけでは説明のつかないものがあるのもまた事実です。
現在分詞には「~させるような」の意味を表すものもあります。
さっそく、両者の詳細を実際の表現例で確認していきましょう。
My brother is playing the guitar.
私の兄は、ギターを演奏しています。
The game was very exciting.
その試合は、非常に刺激的でした。
(=わくわくさせるようなもの)
下の例文で登場する「exciting」の原形は「excite」で、「わくわくさせる」という意味です。
これを進行形と同じように訳すと、「わくわくさせていました」となってしまいます。
それよりも、「わくわくさせるような」つまり「刺激的な」と訳した方がずっと分かりやすくなるでしょう。
「現在分詞」の形容詞的用法(限定用法)
現在分詞・過去分詞にかかわらず、分詞は形容詞のはたらきを持つと考えると理解しやすいでしょう。
つまり、名詞を修飾するはたらきと補語になるはたらきの二つです。
ここでは、このうち名詞を修飾するはたらきについて詳しくみていきます。
では、次の例文をご覧ください。
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