この記事では英語の熟語「be weary of ...」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に嫌気がさしている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「be weary of ...」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「be weary of ...」の意味は?

image by iStockphoto

「be weary of ...」は「... に疲れる」という意味です。「weary」は動詞「wear」の形容詞形ですが「wear」は「着る」と覚えている人が多いかもしれませんね。実は「擦り切れる」「疲労させる」といった意味もあるんですよ。ずっと同じ服を着ていると擦り切れてくたびれてしまうということでしょうか。

意味その1 「疲れた」

衣服や靴などをすり減らすことや使い古すことを「wear」といいます。何度も繰り返し着た(wear)服がくたびれるように、何度も同じことを繰り返すと疲れたりうんざりしてくる様子が「weary」です。

I am quite weary of telling you the same thing every time.
毎度同じことをきみに言うのにもほとほと疲れた。

I was weary of walking as the path seemed to go on forever.
道はどこまでも続いてゆくようで、私は歩くのにもうんざりしていた。

意味その2 「退屈している」

何度も同じことを繰り返していたり、同じことを長い間続けていると疲れるだけでなく退屈してきますね。「be weary of ... 」は「飽きる」「退屈する」という意味でも使うことができます。

I am weary of reading books. Let's go out.
読書にも飽きたな。出かけようよ。

Are you not weary of that song? You are listening to it all day!
その曲飽きないの?一日中聞いてるじゃない。

\次のページで「熟語「be weary of ...」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「be weary of ...」の言い換えや、似た表現は?

「be weary of ...」をほかの表現で言い換えてみましょう。「 ... に疲れている」は「be tired of ... 」「... に飽きている」は「be bored of ... 」で言い換えることが可能です。いずれも「be動詞+形容詞+of ...」の形ですね。

どの表現も、be動詞以外にもいくつかの動詞を使って応用ができますので、いくつか例文で紹介します。

言い換え例:「be tired of ...」を使った言い換え

「be tired of ...」を使うと言い換えることができます。「tired」は「疲れた」という意味の形容詞ですので、文法的には「be weary of ... 」と同じ使い方ですよ。身体的に疲れたというだけでなく、精神的に疲れたという意味もあるので「嫌になった」というニュアンスでも使用できます。

I am quite tired of telling you the same thing every time.
毎度同じことをきみに言うのにもほとほと疲れた。

I was tired of walking as the path seemed to go on forever.
道はどこまでも続いてゆくようで、私は歩くのにもうんざりしていた。

She got tired of life.
彼女は人生に疲れた。

言い換え例:「be bored of ...」を使った言い換え

「be bored of ...」を使うと、その2の意味で言い換えが可能です。「bored」は「退屈する」という意味の形容詞ですね。動詞「bore」はキリなどで穴をあけることです。長い間見つめることを「穴のあくほど」と言いますが、「wear」の「擦り切れる」と意味の由来が似ていますね。

I am bored of reading books. Let's go out.
読書にも飽きたな。出かけようよ。

Are you not bored of that song? You are listening to it all day!
その曲飽きないの?一日中聞いてるじゃない。

She watched a movie but became bored of that soon.
彼女は映画を見たがすぐそれに飽きてしまった。

\次のページで「熟語「be weary of ...」を使いこなそう」を解説!/

熟語「be weary of ...」を使いこなそう

この記事では熟語「be weary of ...」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。今回は語源にも少し触れてみましたが、一見関係なさそうな意味の言葉も元をたどるとつながっているのは面白いですね。そのまま別々に暗記するよりも関連付けて覚える方が記憶に残りますし理解も深まります。熟語や単語を覚えるのは時に退屈で疲れる作業になりがちですが、楽しめる工夫をしていきましょう。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be weary of …」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「be weary of …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に嫌気がさしている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「be weary of …」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなど8年以上の海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常会話で使う表現を得意とする。

熟語「be weary of …」の意味は?

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「be weary of …」は「… に疲れる」という意味です。「weary」は動詞「wear」の形容詞形ですが「wear」は「着る」と覚えている人が多いかもしれませんね。実は「擦り切れる」「疲労させる」といった意味もあるんですよ。ずっと同じ服を着ていると擦り切れてくたびれてしまうということでしょうか。

意味その1 「疲れた」

衣服や靴などをすり減らすことや使い古すことを「wear」といいます。何度も繰り返し着た(wear)服がくたびれるように、何度も同じことを繰り返すと疲れたりうんざりしてくる様子が「weary」です。

I am quite weary of telling you the same thing every time.
毎度同じことをきみに言うのにもほとほと疲れた。

I was weary of walking as the path seemed to go on forever.
道はどこまでも続いてゆくようで、私は歩くのにもうんざりしていた。

意味その2 「退屈している」

何度も同じことを繰り返していたり、同じことを長い間続けていると疲れるだけでなく退屈してきますね。「be weary of … 」は「飽きる」「退屈する」という意味でも使うことができます。

I am weary of reading books. Let’s go out.
読書にも飽きたな。出かけようよ。

Are you not weary of that song? You are listening to it all day!
その曲飽きないの?一日中聞いてるじゃない。

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