
「岐路」の意味と語源・使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「岐路」の言い換え表現は?

image by iStockphoto
それでは「岐路」がどのように言い換えられるのか見ていきましょう。
「岐路」の「重大な決断をすることが必要とされている状況が移り変わる時」という意味では、上記の語を使って以下のような言い方をすることが可能です。
「分かれ道」:「彼は高校を出た後すぐに就職するか、それとも大学に進学するか、その後の人生を左右する分かれ道に立っていた」
「岐路」:「彼は高校を出た後すぐに就職するか、それとも大学に進学するか、その後の人生を左右する岐路に立っていた」
「分岐点」:「彼はこのまま会社員として雇用されるか、フリーランスとして雇用されない働き方を選ぶかという分岐点に立った」
「岐路」:「彼はこのまま会社員として雇用されるかフリーランスとして雇用されない働き方を選ぶかという岐路に立った」
「分かれ目」:「勝敗の分かれ目はアディショナルタイムの踏ん張りにあった」
「岐路」:「勝敗の岐路はアディショナルタイムの踏ん張りにあった」
このように、「岐路」は上記に挙げた類義語と置き換えるような形で使って、ほぼ同じ意味のことを述べることができるでしょう。
しかし一方で、「分かれ道」はどちらかというと本道に対する横道・脇道といったニュアンスが、「分岐点」には字面から理解されるように境目・境界といったニュアンスがあります。
そして「分かれ目」は、勝敗などの相反する両極のどちらかに分かれるような場面で用いられることが多いです。
「岐路」は「分かれ道」「分岐点」「分かれ目」で言い換えられる
以上、「岐路」の意味と使い方、類義語、言い換え表現についてまとめました。
この言葉は「道の分かれているところ」「重大な決断が必要とされる状況の変わり目」をいい、主に複数の選択肢から人生を左右するような大きな決断を迫られている状況についていう場合に「岐路に立つ」「岐路に差し掛かる」といった形で使うことができます。
また類義語には「分かれ道」「分岐点」「分かれ目」といった語があり、それらの語を「岐路」と置き換えて同じような内容のことを述べることが可能です。
これらの語はいずれも人生で大きな選択が必要な節目にある状況についていうことができるので、それぞれの語を場面に応じて適切に使い分けることができます。