
「夢心地」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
どこか地に足のつかないような気分になったり、また現実について考えられないほど舞い上がっている状態を表現する時に使われている「夢心地」という言葉は、その状態を見事に現している言葉と言えるのではないでしょうか。
その他美しいものなどを見て夢を見ているようなうっとりとした状態になることをいう時に使う言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また他の言葉で言い換えるにはどのような言い方をすることができるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。
「夢心地」の意味と使い方、例文についてご紹介します。また、よく似た意味を持つ類義語や言い換え表現の意味と例文、そしてニュアンスの違いや他の言葉で言い換える場合の表現をチェックしましょう。これらの言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。
「夢心地」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現

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現実に対して地に足のつかないふわふわした、またはうっとりした気分になることを表現できる「夢心地」という言葉。日常生活では空想に想いを巡らせているときはもちろん、美しい自然や美術品を鑑賞している間であったり、また身体が眠いような状態の時に使うことがある言葉ですね。その言葉の漢字が表すとおりの意味となっており、意味やニュアンスについては理解している人も少なくはないかも知れません。この言葉の実際の意味と、使い方のヒントになる例文をおさらいしてみましょう。また、この意味を理解した上で、類義語や言い換え表現を上手く取り入れて使用すれば、言葉の表現がさらに広くなります。シチェーションで適切にこれらの言葉を使うためにも、類義語や言い換え表現についての意味や例文もご紹介しますね。
「夢心地」の意味
「夢心地」は、その漢字が表すように「夢」と「心地」でそのような心境にいることを言い表すことができる便利な言葉になります。足が浮いていて現実的でないような状況を言い表す言葉はいくつかありますが、「夢心地」という言葉ほどダイレクトにその状況を表現している言葉もないかも知れませんね。想像力が高まっているようなときや、意識のバランスが現実を離れているようなときに使い勝手の良い「夢心地」について、辞書の定義から意味を引用してご紹介します。
夢を見ているような、うっとりとした心持ち。また、ぼんやりとした心持ち。夢見心地。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「夢心地」
つまり、「夢を見ているようなうっとりとした心の状態」「はっきりとしない心の状態」を表す語となっています。
「夢心地」の使い方・例文
ぼんやりしているような状態、またははっきりと現実を認識できないような心の状態を言い表す「夢心地」は、プライベートでもビジネスシーンでも使う機会のある言葉ですね。どちらのシーンでも、生活の中で短時間でも息抜きをするような「夢心地」と言える時間を作ることが、その他の仕事や用事に集中するための大切な時間になるかも知れません。いろいろと使い勝手の便利な「夢心地」を文章や会話で使用するときは、どのような使い方になるのでしょうか。使い方のヒントになる例文をご紹介します。
「ピアノとバイオリンのハーモニーが生み出す美しい調べに夢心地になる」
「彼ののびやかで張りがありよく通る美しい歌声に、会場にいる観客たちは夢心地で聞き入っていた」
「彼女は夕暮れの湖畔に沈む夕日とその光に照り輝く水面が織りなす美しい風景を夢心地で眺めていた」
「念願が叶って憧れの彼とデートの約束をした彼女はまさに夢心地だった」
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「夢心地」は、上記のような美しいものを見たり聴いたり、喜ばしいことがあったりして夢を見ているようなうっとりとした状態になる様子についていう場合に、「夢心地になる」「夢心地で~する」などの形で使うことができます。
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