「めくるめく」の意味と語源・使い方・類義語・言い換え表現は?校正者がサクッとわかりやすく解説!
時に使う言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また他の言葉で言い換えるにはどのような言い方をすることができるのか、中には疑問を抱いている方もいるかもしれません。
そこで、ここでは、「めくるめく」の意味と語源・使い方・類義語・言い換え表現などを、法律事務所の事務職として、弁護士が作成した文書の校正やマニュアル改訂作業を行った経験を持つ筆者が解説します。
「めくるめく」の意味と語源は?
まず、「めくるめく」を辞書で引くと以下のように解説されています。
【めくるめく】
目がくらむ。めまいがする。また,魅力にひかれて,理性を失う。
出典:大辞林(発行所 株式会社三省堂)
つまり、「あるものに心を奪われて理性を失う」「眩しさに目がくらくらとする」ことを表す語です。
「めくるめく」を漢字でどのように書くか、皆さんご存知でしょうか?
正解は「目眩く」。「目眩」は「めまい」とも読みますね。
ちなみに「眩めく」と書いて「くるめく」という言葉も存在します。
余談ですが、「くるま」という言葉は、分解すると「くる」+「ま」から成り立っているそうです。
実は、この「くる」は上述した「くるめく」、「ま」は「輪(わ)」からきていると言われているそうですよ。
くるくると回る車輪を表した言葉なのですね。普段何気なく使っている言葉も、調べてみるとちゃんと成り立ちがあって、なかなか面白いです。
「敷地一面に植えられた花々が、めくるめく日差しを浴びて明るく輝いていた。」
「そのサスペンス小説ではめくるめく展開が繰り広げられ、まさに手に汗を握って見ていた。」
「食事やお酒を堪能しながら、窓の外を流れていくめくるめく風景を眺める至福の時間に、列車の旅の醍醐味を感じる。」
「彼と二人で過ごした一日は、まさにめくるめくような楽しい時間だった。」
「めくるめく」は、上記のようにあることに心を奪われて判断力を失うことや目が眩むような眩しさについていう場合に、「めくるめく~」といった形で使うことができます。
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