
「あわよくば」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「運が良ければ~したい」というときに使われる表現ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また似たような意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのか、疑問を持つことがあるかもしれません。
そこでここでは、「あわよくば」の意味と使い方、類義語・言い換え表現などについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
うまくゆけば。間(ま)がよければ。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「あわよくば」
つまり「あわよくば」とは、「ある物事がうまい具合にいけば」「運が良ければ」を表す言葉です。
語源は、「あわいよくば」にあると言われています。「あわい」とは「間」のことで、「時間的な間(ま)が良ければ」という意味でした。
今では、「運が良ければ」「良い機会が得られれば」の意味で使われることが多くなっています。
「彼はしょっちゅう宝くじを購入しては、あわよくば高額当選して大金持ちになるかもしれないと夢見ている」
「会社員に嫌気が差した彼は、事ある毎にあわよくば起業して一儲けしてやろうと考えている」
「彼女は病院でのバイトを始めてから、あわよくば独身の医師と知り合えるかもしれないと期待していた」
「原宿の街をしょっちゅう歩いていればあわよくば芸能事務所にスカウトされるかもしれない」
「あわよくば」は、上記のように運が良ければ(物事がうまい具合に運べば)自分の希望していることが叶うかもしれないと考える時に、「あわよくば~かもしれない」などの形で使うことができます。
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