
「まやかし」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
「まやかし」の類義語・言い換え表現 「偽物」「贋作」「見せ掛け」

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「まやかし」の類義語や言い換え表現である「偽物」「贋作」「見せ掛け」という言葉についてご紹介します。これらの言葉は、「まやかし」と非常によく似た意味を持つ言葉です。「偽物」はそのまま本物ではないものを表し、「贋作」や「見せ掛け」も同様の意味を持ちます。しかしながら、日常で使用するときはニュアンスについても考え、そのシチュエーションにフィットする言葉を選びたいですね。これらの言葉の意味と、使い方を知るのに便利な例文もご紹介します。
「偽物」「贋作」「見せ掛け」の意味
「偽物」や「贋作」は、美術品などに使われる言葉でもありますね。英語ではフェイク、またはコピーと言った表現がされるこれらの言葉ですが、「見せ掛け」についても同じような意味が込められています。そして、これらを総称して「まやかし」と言う事ができるでしょう。これらの言葉を上手く使い分けるためにも、その意味についてご紹介します。辞書の定義から、そのニュアンスについても確認しておきましょう。
美術品などの、にせ物を作ること。また、その作品。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「贋作」
本物によく似せてこしらえたもの。贋物。まがいもの。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「偽物」
実際はそうでないのに、うわべだけそう見えるようにする。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「見せ掛け」
「偽物」「贋作」「見せ掛け」の使い方・例文

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本物ではないものについて表現する時に使うことができる「偽物」「贋作」「見せ掛け」という言葉について、その使い方のヒントとなる例文をご紹介していきます。意味を掴んだ上でニュアンスを理解しておけば、これらの言葉は美術品や作品などをはじめとして、様々なシーンで使う機会があるでしょう。これらの言葉は同じように使われますが、ニュアンスの違いによって使い分けたほうがより自然な表現が可能になります。また、「まやかし」だけを使うよりも、より細かいディティールやニュアンスを表現する時に便利です。これらの表現を上手く使いこなすためにも、「まやかし」という言葉を用いた例と対比して、例文をご紹介してきます。
「偽物」:「それは見た目を有名ブランドのバッグそっくりにつくられただけの偽物だ」
(≒「それは見た目を有名ブランドのバッグそっくりにつくられただけのまやかし物だ」
「贋作」:「その絵はフェルメールの作品と称した贋作だ」
(≒「その絵はフェルメールの作品と称したまやかし物だ」)
「見せ掛け」:「彼の優しさはただの見せ掛けに過ぎない」
(≒「彼の優しさはただのまやかしに過ぎない」)
「偽物」は「あるものに似せてつくった物」、
「贋作」は「美術品などの偽物」、
「見せ掛け」は「そのように見えるようにすること」
をいい、ニュアンスには違いがありますが、全体の意味をほとんど変わることなく「まやかし」と置き換える形で使うことができます。
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