言葉の意味

「鳴り物入り」の意味と使い方・例文・言い換え表現は?日本文学専攻の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!

「喧伝」との使い分け

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「喧伝(けんでん)」という言葉をご存知でしょうか。

「喧」という感じは「やかましい、かまびすしい」と読むこともでき、「喧伝」の意味は以下の通りです。

世に盛んに言いはやすこと。しきりに言いふらすこと。

出典:大辞林 第3版(発行所 株式会社三省堂) 

「喧伝」も「盛んに言いはやして世間に広く知らせる」という意味を持つので、「鳴り物入り」と近い言葉ですが、「鳴り物入り」は賑やかに登場などを盛り上げている様子を表すのに対して、「喧伝」は世間に言いふらす、吹聴する、といったニュアンスをもちます。

最近ではネット上で多くの人に知らせる行為を「拡散させる」と言いますが、これも「喧伝」に近い行為といえるでしょう。

意味を正しく理解して、効果的に「鳴り物入り」を使おう

以上、「鳴り物入り」の意味と使い方、類義語、言い換え表現などについてまとめました。

この言葉は「楽器などを使って賑やかにすること」から転じて、「ある物事に大げさな宣伝が伴う様子」を表します。

たとえば野球の試合で楽器を使って応援をする様子や、何かを誇張して宣伝する様子を指して、「鳴り物入りで~する」「鳴り物入りの~」といった形で使うことができるのでしたね。

ただし、皮肉を込めたニュアンスで使われることが多い言葉である点に注意が必要です。

また類義語には「大々的に」「華々しい」「盛大に」といった語があり、それらを使って「鳴り物入り」と近い内容のことを述べることができます。

また、似た意味を持つ言葉として「喧伝」もありますが、こちらは大げさに触れ回る、吹聴するといった意味を持つ言葉です。

これらの語は、いずれも派手に何かをする様子や、大げさに宣伝する様子を表したいときに使うことができますが、それぞれニュアンスが異なるため、場面に応じて効果的に使い分けられると良いですね。

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