言葉の意味

「絢爛」の意味と使い方・例文・「燦爛」との違いは?現役ライターがサクッと解説

絢爛といえば「絢爛豪華」。それとも「豪華絢爛」?

現在、絢爛を二字熟語で使うことは、稀ではないでしょうか。耳馴染みよく聞く言葉としては「絢爛豪華」という四字熟語を挙げることができます。そして同じく「豪華絢爛」も思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。

どちらかが誤りではないかと思われた方もいるかもしれませんが、ご心配なく。どちらも誤りではありません。この二つの四字熟語、同義語であり、使い方に差はないといってよいでしょう。

強いて言うならば、名詞や体言止めとして使われることが多いのは「豪華絢爛」。形容動詞として使われることが多いのは「絢爛豪華」という印象です。

「絢爛」や「絢爛豪華」の対義語は?

ちなみに対義語もご紹介をしておきたいと思います。

二字熟語ですと「簡素」「地味」「野暮」「質素」

などが挙げられ、華やかの対義語ではありますが、それぞれの意味は異なりますので、状態に合わせて使い分けましょう。

四字熟語は、「閑古素朴」(余計なものがなくて、昔のままであること)が代表的です。

「美しさ」の追求は十人十色

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「あなたにとっての美しさとは?」

先日、世界中の人にこの質問を問う特集記事を見ました。

国、人種、年齢、趣味趣向、個性など、何かの枠にはめて答えを定義することはむずがしく、美しさとは十人十色。

芸術、哲学、文化なども美しさを追求するものが多くあります。

そして、いろいろな美しさを表現するために、言葉もたくさん存在し、ここで取り上げている「絢爛」は多くの人を魅了する美しさのひとつと言えるでしょう。

そこで絢爛以外の言葉で、芸術や文化において皆さんも耳にする事の多い美しさを表した言葉を(前述したものも含め)いくつかご紹介していきます。

清楚

清らかで、すっきりしていること

「清楚な服装」「清楚な花」

 

端正

1.姿・形や動作などが正しくてきちんとしていること。また、そのさま

「端正な字」

2.顔だちなどが美しく整っていること

「端正な顔立ち」

 

荘厳

威厳があって、りっぱなこと。厳かなこと

「荘厳華麗」「荘厳なつくりの建物」

 

侘び・寂び

日本文化の美意識の一つ

(侘びは貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識のことで本来は心の豊かさを追求したものだが、年月を経て美意識にも通ずるものになりました。寂びは「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」を指します。出典:日本大百科全書)

 

可憐

姿・形がかわいらしく、守ってやりたくなるような気持ちを起こさせること。また、そのさま。
「可憐に咲く野の花」「少女の可憐な瞳」
 
洗練(された)
磨きをかけて、あかぬけしたもの
「洗練されたデザイン」「洗練された物腰」
 
豪奢
なみはずれて贅沢ぜいたくな・こと(さま)。
「 豪奢な晩餐」 「 豪奢をきわめる」
 
華奢
1. 姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま。
「華奢なからだつき」
2. 器物などの作りが、頑丈でないさま。
「華奢なつくりの机」
3. 上品ではなやかなさま。
「華奢なデザインの指輪」

華やか、美しさもいろいろ。絢爛も燦爛も侘び寂びも儚さも皆美しい!

以上、「絢爛」の意味と使い方、「燦爛」との違いについてまとめました。

この言葉は「きらびやかで美しい様子」をいい、「絢爛な~」「豪華絢爛たる~」といった形で使われています。

また「燦爛」も近い意味がありますが、この場合は「華やかで美しく輝く様子」をいい、宝石などの美しい輝きを放つ物についていう場合に「燦爛たる~」「燦爛と輝く」などの形で使うとよいでしょう。

これらの語はいずれも華やかな美しい物について使うことができますが、特に「絢爛」は外見の美しさのみならず、音楽や詩歌など聴覚的な美しさについても使うことができ、芸術を表現する言葉として広く用いることができる素敵な言葉です。対義語については、微妙に異なる意味があるので、状態に合わせて使い分けていきましょう。

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