言葉の意味

「気鋭」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!

「気鋭」(読み方:「きえい」)という言葉は、「気鋭の~」「新進気鋭」などの形でよく使われています。

意気込みや勢いのある人についていう場合に使われている言葉ですが、具体的にどのような使い方をするのか、また他に近い意味の語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

「気鋭」の意味と使い方、例文についてご紹介します。また、よく似た意味を持つ類義語や言い換え表現である「意気盛ん」や「意欲的」の意味と例文、そしてニュアンスの違いや他の言葉で言い換える場合の表現をチェックしましょう。これらの言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。



「気鋭」の意味と使い方・例文・類義語

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「気鋭」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべるのは「新進気鋭」かもしれません。「気鋭」はそれ自体で使用することが少ないように思える言葉ですが、使用されている漢字からも「気が鋭い」という意味が込められていることが掴めます。しかし、使用頻度がそれほど多くない言葉になりますので、実際の使い方について曖昧な認識の人もいるのではないでしょうか。この「気鋭」という言葉について、意味と使い方、例文をご紹介していきます。また、「気鋭」の類義語である「意気盛ん」や「意欲的」という言葉についてもその意味と例文をチェックして、言葉のニュアンスをうまく使い分けられるようにしましょう。

「気鋭」の意味

「気鋭」という言葉は、前述の通り気が鋭い様を思い起こさせ、テキパキと物事をこなしている状況を想像してしまいますね。日常生活では、新しく登場した勢いのある作家や役者などの肩書がある人に対して使う言葉でもありますが、この言葉だけで言い表す機会も少ないかもしれませんね。しかしながら、書籍や会話などでこの言葉が登場した時に、意味とニュアンスをしっかり把握していられるように、その意味を辞書の定義から引用してご紹介します。

気力にあふれ、意気さかんなこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「気鋭」

つまり、「物事を行おうという精神力に溢れ、積極的に何かをする気持ちで勢い付いていること」を表す語となっています。

 

「気鋭」の使い方・例文

日常生活では使用頻度がそれほど多くないと言える「気鋭」という言葉は、四字熟語である「新進気鋭」という言葉でよく登場します。この言葉自体は、「勢いよく進み出て、意気込みが鋭い事。またその人の事」を表す言葉になります。「気鋭」という言葉自体を使用するときのニュアンスを掴むためにも、その例文をご紹介しますね。

「彼はデビュー作が芥川賞を受賞したことで話題になりベストセラーという新進気鋭の作家だ」

「最近の若者は覇気のない若者が多いので、彼のような気鋭の新人は期待が持てる」

「その団体では少壮気鋭の研究者を対象に助成金を公募している」

「その映画は新進気鋭の若手俳優を主演映画監督」

「気鋭」は物事を行う気持ちで勢い付いていることをいい、「新進気鋭」(その分野に新しく出てきて勢いのある人)、「少壮気鋭」(若くて気力に溢れている様子)、「気鋭の~」といった形で使うことができます。

 

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