「潤沢」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
物などが豊富にあることについていう場合に使われている言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また他に似た意味のある語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。そんな「潤沢」という言葉について、大手企業での勤務後ライターとして数々の記事を編集・構成・執筆を手がけている筆者が解説していきます。
「潤沢」という言葉について、その意味と使い方を見ていきましょう。また、「潤沢」という言葉の意味をニュアンスで使い分けるための類義語や、「潤沢」という言葉を正反対の意味で使用できる対義語、それぞれの例文についてもご紹介します。それぞれのシチュエーションで適切なニュアンスの言葉を選ぶヒントにしてみてくださいね。
「潤沢」の意味と使い方・例文
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利益や経済面、物資などの面でよく使われる言葉として目にする「潤沢」は、その音の響きや使われている漢字からも、非常に豊かなイメージがありますね。名詞を修飾する形容詞として、プライベートもそうですが会社などのビジネスシーンで主に使われている言葉になります。「潤沢」という言葉を使用する際に、適切なシチュエーションで使えるように、その意味と使い方を見てみましょう。また、「潤沢」の使い方のヒントとなる例文をはじめ、類義語、またその反対の意味を示す対義語についてその意味と例文もご紹介します。
「潤沢」の意味
「潤沢」という言葉について、具体的な使い方とニュアンスを掴むためにも、その意味についてご紹介していきます。「潤沢」は、一般的に豊かである様を表す言葉として使われますが、否定文でも使用しても不自然ではありません。しかしながら、否定文で使用するときは「潤沢」の反対語を使用するのも一つの手段です。まずは「潤沢」の正確な意味を把握するためにも、辞書に記載されている意味について引用してご紹介します。
つや。うるおい。物資や利益などが豊富にあること。十分ゆとりのあること。
恩恵を施すこと。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「潤沢」
つまり「物資(生活に必要なもの)や利益が十分にあること、満ち足りていてゆとりがあること」「うるおい、つやがあること」を表す語となっています。
「潤沢」の使い方・例文
豊かである様を表す「潤沢」という言葉は、経済面に限らず、物資などのさまざまな物事に対し形容する言葉として使うことが可能です。類義語や反対語を持つ「潤沢」を、適切なシチュエーションで使うために、そのニュアンスを理解しておきましょう。ご紹介する例文を元に、日常生活で使用するためのヒントとしてチェックしてみて下さいね。
「その企業は主力事業の利益率が高く潤沢な資金があることから、新規事業への進出を決めた」
「物が潤沢ではなかった戦後には衣料品も品質の良くないものが多く出回っていた」
「震災直後は潤沢な食料が入手できず、彼らはカップ麺やお菓子といったものばかりを食べていた」
「明るい髪色に染めて都会風を装う女性たちの中で、潤沢を帯びた黒髪を持つ清楚な雰囲気の彼女はひときわ人目を引付けた」
「潤沢」は、上記のように利益や食料・衣料といった生活に必要なものが豊富にある(もしくは逆に十分でない)状況についていう場合、もしくは髪などにうるおいや艶があることをいう場合に、「潤沢な利益」「潤沢な黒髪」などの形で使われています。
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