
「普及」の意味と使い方・例文・「浸透」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
つまり、
「浸透」は「ある思想が人々の心に深く染み込むこと、心に深く入り込んでいること」(広範囲の人々の心にある考えが根付いている状態にあることに対して使う)、
「普及」は「世の中に広まっていること(もしくは広めること)」(世間全体にある物事が広まることや、物事をあえて広めることについていう時に使う)
を表すという違いがあります。
「普及」と「浸透」を上手く使い分けよう
以上、「普及」の意味と使い方、「浸透」との違いについてまとめました。
この言葉は、世間一般に広まること、また広めることをいい、誰もが使っているサービスなど広く世間に行き渡っている物事についていう場合に「~が普及する」「~を普及させる」「普及率」などの形で使われています。
また「浸透」にも近い意味がありますが、この場合は「思想や風潮が人々に広く行き渡ること」をいい、ある考えなどが人々の心の深くに入り込んでいることについていう場合に、「~が(~に)浸透する」といった形で使うことができるでしょう。その他、液体などが染み渡る場合にも使うことが可能です。
「浸透」と「普及」の使い分けについては、主語または会話や文章のメインとなるサブジェクトがどんなものなのかによって使い分けが可能であり、どちらも世の中に広く行き渡っている物事や事柄についていう時に使うことができますが、それぞれ異なるニュアンスがあるので、適した場面で使い分けることができます。