
「行き当たりばったり」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
成り行き任せのようなあまり良くない意味で使われていることの多い言葉ですが、具体的にどのようなことを表すのか、また他に似た意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのか、疑問を抱くことがあるかもしれません。
そこでここでは、「行き当たりばったり」の意味と使い方、類義語・言い換え表現について、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
計画を立てずに、なりゆきに任せて行うこと。ゆきあたりばったり。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「行き当たりばったり」
つまり、「あらかじめ手順などを考えておくこなくその時の成り行きに任せて物事を行うこと」を表す語となっています。
「行き当たりばったり」の使い方・例文

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次に、「行き当たりばったり」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
「旅好きな彼は、時間ができると気の赴くままに行き当たりばったりの旅行を楽しんでいた」
「しっかりとした経営戦略を立てず行き当たりばったりなやり方をしている割に、彼の店は繁盛しているようだった」
「行き当たりばったりのやり方とはいえ、毎月安定した営業成績を維持していた彼は上司からの評価も悪くはなかった」
「友人の結婚式で突然の指名でスピーチをすることになり、行き当たりばったりながらも何とかやり通した」
準備も計画もなく、その場の思いつきで事を行うこと。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「場当たり」②
つまり、「準備や計画なしに、その時浮かんだ考えで物事を行うこと」をいい、以下のように使うことができます。
「これといった育児方針もない場当たり的な子育ては子供の人格形成に影響を及ぼしかねない」
「経費削減のことだけを考えた場当たり的なリストラによって知識や技術力のある熟練社員の多くが会社を去ってしまい、会社は深刻なスキル不足に悩む羽目になった」
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