「浮世離れ」の意味や語源・英訳・使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
一風変わった独特な性格や生き方をしている人のことを表す時に使う言葉ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また他に近い意味のある語にはどのようなものがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。
そこで、ここでは、「浮世離れ」の意味と英訳・使い方、類義語にあたる言葉について「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛ける現役ライターが分かりやすく解説していきます。
「浮世離れ」の意味や語源・英訳・使い方・例文・類義語
それでは、以下に「浮世離れ」の意味と使い方、また類義語について説明します。
#1 「浮世離れ」の意味は?
まず、「浮世離れ」には以下のような意味があります。
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世間の俗事に無関心であること。また、考え方や行動が世間の常識とかけ離れていること。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「浮き世離れ」
つまり、「世間の煩わしいことに興味がないこと、考え方や行動が一般的な常識と大きな違いがあること」を表す言葉となっています。世間の常識にとらわれずに、我が道を行くタイプの人や、周りの反応などを全く気にせず行動するような人のことを、「浮世離れした人」などと表現したりしますね。「浮世離れした人」をもっと簡単に分かりやすくするなら、「少し変わった人」と表現できます。
「浮世離れした人」などは、独特の考え方や生き方で、これまではなかなか周りの人には理解しがたい状況などもあったでしょう。しかし、様々な多様性が認められ、尊重されるようになった近年では、「浮世離れ」した考え方や生き方も一つの個性として当たり前になってきているようにも思います。
また、何かを生み出すクリエイティブな仕事や研究者などは、「浮世離れ」した独特な考え方でないと、新しいものを世に生み出すことはできないでしょう。
#2 「浮世離れ」の語源
次に、「浮世離れ」の語源を見ていきましょう。
もともと「浮世」という字は「憂き世」という形に由来しており、「辛いこと、気持ちの晴れないことが多い世の中」を表した言葉です。その後、日本に仏教の考え方が定着したことで、現世のことを「はかない世の中、無常の世の中」とし、「浮世」と表すようになりました。このことから「浮世離れ」は、「世間や常識から大きく離れていること」を表す言葉となったのです。
#3 「浮世離れ」を英訳すると?
次に、「浮世離れ」を英語で表現するとどのようになるのか見ていきましょう。
●unworldliness
●otherworldly
「unworldliness」は「worldliness(世俗的な、この世の)」という単語に「un~(~らしくない)」という接頭辞がつき、「世俗的でない、浮世離れした」という意味を表します。「otherworldly」は、「別世界の」という意味を表した言葉です。
#4 「浮世離れ」の使い方・例文
次に、「浮世離れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
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