言葉の意味

「あからさま」の意味と使い方・例文・類義語は?日本文学専攻の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!

態度や言動がはっきりしているが、慎み深さを欠くこと。露骨。赤裸々(せきらら)。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「明け透け」

つまり、「明け透け」は「態度や言動に曖昧なところがなくはっきりとしているが、振る舞いに遠慮や控えめさが欠けること」であると言えます。

先に挙げた「あからさま」や「露骨」とは、ややニュアンスが違う印象ですね。

「あからさま」や「露骨」よりも、さらに大胆さを表す言葉のように感じるのではないでしょうか。

#4 「明け透け」の例文は?

「明け透け」の意味がわかったところで、次は「明け透け」を使った例文を見ていきましょう。

「明け透け」の具体例は、下記のようなものになります。

・「彼は所構わず明け透けにずけずけと物を言うので、見ているほうが冷や冷やする」

・「彼は若者にありがちな明け透けな話し方をするため、あまり好感が持てない」

例文を見てわかる通り、「明け透け」は「あからさま」や「露骨」よりも、ややネガティブな事柄に対して使われることが多い言葉である印象です。

「あからさま」や「露骨」もネガティブな意味で使われますが、「あからさまに嬉しそうな顔をした」「美しさを露骨に感じた」と言ったように、ポジティブな語句と合わせて使われる場合も多く見られます。とは言え、「露骨」も「あからさま」よりネガティブな印象の語句と使われることが多いため、ポジティブ度で言えば「あからさま>露骨>明け透け」といったところでしょうか。

これは「明け透け」という言葉に「慎み深さを隠す」=「遠慮がない(ズカズカと踏み込んでいく)」というような、もともとネガティブな意味合いが隠されていることに起因するかもしれませんね。

このように、「言葉に隠された意味合い」を紐解いていくと、より言葉の正しい使い方が身につきやすいと思います。

また、「明け透け」は主に「振る舞い」に対して使われる語句です。ネガティブな行為の場合は「明け透け」を用いるのが適切であると覚えておきましょう。

「あからさま」や類似語のニュアンスを理解して、適切に使えるようになりましょう!

今回は、「あからさま」の意味と使い方、類義語である「露骨」と「明け透け」についてまとめました。

「あからさま」という言葉は「包み隠されたところがなく明確に表に現れる様子」をいい、人のありのままの物言いや行為などについていう場合に「あからさまに言う」「あからさまに~する」などの形で用いることが多いです。

また、類義語には「露骨」「明け透け」といったものが挙げられますが、「露骨」「感情などを隠さずにそのまま表に出す様子についていう」場合(殆どは「本来であれば表に出さないことが望ましい感情」に用いることが多いが、稀にポジティブな言葉にも使われる)、「明け透け」「態度に曖昧さがなくはっきりとしているけれど分別に欠けるような振る舞いについていう」場合に用います。

これらの語は、言動などがはっきりとしていることをいいますが、それぞれ異なるニュアンスがあるため、適当な場面で使い分けることが重要です。

そのために、それぞれの意味をしっかり理解していきましょう。

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