言葉の意味

「あからさま」の意味と使い方・例文・類義語は?日本文学専攻の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!

「あからさま」という言葉は、「あからさまにする」「あからさまな~」などの形でよく用いられています。

日頃の何気ない会話などを含めて使用されることも多い語ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また他に近い意味の語にはどのようなものがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「日本語が大好き」で「日本語」を研究してきた筆者が、「あからさま」の意味と使い方、類義語にあたる言葉について説明していきます。

「あからさま」の意味と使い方・例文・類義語

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それでは、以下に「あからさま」の意味と使い方、また類義語について説明します。

「あからさま」の意味は?

日常会話でも頻出する言葉である「あからさま」。

そもそもどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

なんとなく使っているけれど、具体的な意味を知らないという人もいるはずです。

そこで、この項目では改めて「あからさま」という言葉の意味を解説していきますね。

さて、「あからさま」を辞書で引くと、下のように記されています。

包み隠されたところがなく、はっきりと表に現れるさま。あらわ。おおっぴら。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「あからさま」

つまり、「人に知られないようにと隠された部分がなく、外から簡単に分かるよう明確に現れている様子」を表す語となっています。

「あからさま」は、つまり「明らかな様」=「意図や意思がはっきりと伝わる様子」というわけです。

「あからさま」の使い方や例文は?

さて、「あからさま」という言葉の意味がわかったところで、具体的にどのように使ったら良いのか、例文を使って確認していきましょう。

具体例を知っていることで、より適切に言葉を使えるようになりますので、しっかり覚えておきたいですね。

「あからさま」という言葉は、以下のように用いることができます。

・「こちらの申し立てに対して、彼はあからさまに不服そうな表情を見せた」

・「あからさまな表現では角が立つため、遠回しな言い方をして誘いを断った」

・「その選手は自身のプライベートがあからさまになることを好まなかった」

・「担当者の話にそれだけの虚偽説明があったということならば、あからさまな詐欺行為だといえるだろう」

「あからさま」の類義語は?

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意外にも、何気なく使っている言葉の中にも、実は「あからさま」の類義語が多くあります。

そう言っても、普段はあまり意識しないことから、「そう言われても、類似語なんてなかなか思い浮かばない」という人も多いはずです。

次に、「あからさま」の類似語にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

例えば、「あからさま」の類似語には、「露骨」「明け透け」といったものが挙げられます。

これらは、一体どのような意味を持つのでしょうか。

一つずつ解説していきたいと思います。

 

\次のページで「「露骨」の意味や例文は?」を解説!/

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