
「和気」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
なごやかに打ち解けた気分が満ちているさま。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「和気藹々」
心と心が通じ合い、和やかな気分が周囲に満ちあふれている様子。
「和気」は穏やかな気分。「藹藹」は和やかなさま。「藹藹」は「靄靄」とも書く。
出典:新明解四字熟語辞典(発行所 三省堂株式会社)
なごやかな気分の満ち満ちているさま。
出典:精選版 日本国語大辞典
つまり「穏やかに打ち解けて親しい気持ちが満ちている様子」をいいます。
「和気」よりも「和気藹々」はより人間関係など心情が通いあう様子を表現する際に使用することが適切でしょう。
例えば、「森には和気が漂い〜」などという場合は、
「花や草木が和気藹々と風に揺れている」などと言い換えると、擬人的でより親密な意味合いを表現することができます。
例文を見ていきましょう。以下のように用います。
「彼のクラスメートたちはにぎやかに談笑しながら和気藹々と作業を行っていた」
「そのワークショップは、参加者同士で意見を出し合うなどの和気藹々とした雰囲気の中で、体験型学習を進められるようになっている」
「この度は、当企画にご参加くださりありがとうございます。気取らずにお話をしながら和気藹々とした雰囲気作りに勤めて参りたいとおもいますので、よろしくお願いいたします」
#3 和気靄然(あいぜん)
次に、「和気靄然(あいぜん)」の意味をご紹介します。
「和気藹々(あいあい)」に比べて、使用頻度は低いかもしれませんが、この二つの四字熟語は少し意味が異なりますので、その違いを知っておくと良いでしょう。
なごやかな気分がみなぎっているさま
出典:大辞林 第三版(発行所 三省堂株式会社)
ポイントは、「みなぎっている」という点です。ほんわかと穏やかな空気の「和気藹々(あいあい)」に比べ、
「和気靄然(あいぜん)」は、より喜びに満ちた場所における和やかな空気を表すと良いでしょう。
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