「優美」の意味と使い方・例文・「優雅」「雅やか」「風雅」との違いは?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「品がある」「美しい」など、概ねどんな意味があるのか想像できるところはありますが、具体的にはどのようなことを表すのか、また近い意味のある「優雅」「雅やか」「風雅」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。
そこで、ここでは「優美」の意味と使い方、「優雅」「雅やか」「風雅」との違いについて、科学・技術系記事の執筆を中心に活躍する筆者が解説していきます。
「優美」の意味は?
まず、「優美」には以下のような意味があります。
上品で美しいこと。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「優美」
つまり、「品性がある、品格が高い、または品質が良く美しいこと」を表す語となっています。
また、「優美」は、「優しい」ことや「上品で美しい」ことを意味する「優」と「美しい、綺麗」を意味する「美」から構成され、似た意味の漢字を重ねることで成り立っている熟語です。
「優美」の使い方は?
次に、「優美」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
「落ち着いた色合いの優美な訪問着を身にまとった彼女は、まるでしとやかなお嬢様といった雰囲気だった」
「京都のお茶屋で芸妓の優美な踊りを楽しむ」
「茶道を嗜む彼女の端正で優美な所作に惚れ惚れとする」
「見事な総刺繍が施された優美な着物を着こなす彼女は凛として美しく見えた」
「私が製作した香は、艶で優美であるという評価をもらっている」
「その野良猫は、とてもきれいな姿をしていて、そのへんの外国猫など足元にも及ばないような優美な線を持っていた」
「雲をいただき、浮いて見える富士山は、何度見ても想像以上に優美で荘厳な山だった」
「その服は、布の贅沢な使用やデザインの女性的な優美さから、戦後の顧客たちに力強くアピールした」
「夜景を一望できるレストランで優美なフランス料理を堪能した」
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