「奏でる」の意味や語源・英訳・使い方・「弾く」との違いまとめ
「彼女の弾く表現力豊かなピアノの音色は心の琴線に触れた」
「彼女の三味線を弾く姿は、会場の視線を集めた」
「彼の弾く陽気なギターの音に合わせて、その場にいた皆がダンスした」
「大きなシャンデリアがあるホールの中で、ピアニストの友達が素敵な曲を弾いていた」
以上より、「弾く」は「弦楽器や鍵盤(ギターなどの弦の振動で音を出す楽器やピアノなどの指で叩いて音を出す楽器)を演奏する、それによって音楽を作り出す」こと、「奏でる」は「主に管楽器(管の中を振動させて音を出す楽器)、弦楽器を演奏する、そうして音楽を作り出す」ことについていう場合に用いるという違いがあります。
これらの言葉は、どちらも「演奏する」という意味を表していますが、何の楽器を演奏するかにより使い分けるようにしましょう。
「奏でる」は主に管楽器や弦楽器を演奏する場合に、「弾く」は主に弦楽器や鍵盤などを演奏する場合に用いられるという違いがあります。どの表現を用いるか迷った時には、何の楽器を演奏するかにより使い分けると良いでしょう。
「奏でる」を使いこなそう
以上、「奏でる」の意味と使い方についてまとめました。この言葉は「管弦楽器を演奏する、それによって音楽を作り出す」ことをいい、「ギターを奏でる」「ハープを奏でる」などの形で用いられています。
また、同じように「演奏する」という意味を持つ「弾く」は、主にピアノやギターなどの鍵盤や弦楽器を演奏する場合に用いられる言葉です。
たとえば「ギターを弾く」「ギターを奏でる」などのように弦楽器の場合には、両者の語を入れ替えて用いることもできますが、どのような楽器を用いるかによってそれぞれの言葉を使い分けると良いでしょう。