
「本位」の意味と使い方・例文・「本意」「基準」「規準」との違いは?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
このように、「規準」は、「何かを行う際に従うべき、もしくは手本とするべき拠り所」を表しており、主に社会的・道徳的に守らなければならない決まりごとなどを述べる場合に用いられます。
「本位」は「判断する上で中心とするもの」を表し、「本意」とは全く意味が違う
以上、「本位」の意味と使い方、「本意」「基準」「規準」との違いについてまとめました。
この言葉は「物事を判断する上での基準や中心となるもの」をいい、「自分本位」「興味本位」などように名詞の後に付いて用いられます。
また、読み方が同じ「本意」については、「その人の本当の考えや気持ち」のことをいいますが、あることがその人の本心から言ったものではないということを述べる場合などに用いられますが、読み方が同じでもまったく異なることを表しているので注意が必要です。
一方、似た意味を持つ「基準」「規準」について、「基準」は「判断するときの拠り所」、「規準」は「従うべき拠り所」を表し、「判断する上で中心とするもの」を表す「本位」とはそれぞれ微妙にニュアンスが異なります。
「本意」は全く意味が異なりますし、「基準」「規準」との違いは分かりにくいので、場面に応じて使い分けられるように意識しておくと良いでしょう。