
「本位」の意味と使い方・例文・「本意」「基準」「規準」との違いは?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
このように、「本位」は、ほとんどの場面で前に語を置いて「~本位」といった形で用いられますが、「~を本位とする」という用法もあります。
本当の考え・気持ち。真意。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「本意」①
そして、この語と「本位」の使い方を比較すると以下のようになります。
「本意」:「彼は弁護士になる夢を諦めたが、それは決して彼の本意ではない」(彼は弁護士になる夢を諦めたが、それは決して彼の本当の気持ちからのものではない)
「本位」:「興味本位でその事件について記事にすることは感心しない」(面白いかどうかだけを基準に考えてその事件について記事にすることは感心しない)
つまり、「本意」は「ある物事に対するその人の本当の考えや気持ち」、「本位」は「ある物事を判断する基準」を表すという明確な違いがあります。
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