
「風物詩」の意味と使い方・例文・4つの言い換え表現情報誌で10年超の現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
この記事では、「風物詩」について、生活情報誌など情報誌系のライターを10年経験した筆者がいくつかの例文や類語を交えて紹介します。正しい意味合いを理解していれば、ひとつ上行くオトナな表現も可能ですよ。
「風物詩」の意味と使い方・例文・言い換え表現

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日頃何気なく耳にする「風物詩」(読み方:「ふうぶつし」)。この「風物詩」という言葉は、「夏の風物詩」「冬の風物詩」などの形でよく用いられていますね。
ある季節の特徴となっている物事についていう場合に使われる語ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また別の表現で言い換えるにはどのような言葉を使うことができるのか、「風物詩」の意味と使い方、言い換え表現について説明します。
「風物」また「風物詩」とは?
そもそも「風物」とは、具体的に何を指すのか確認してみましょう。
1.目にはいるながめ。風景、またそれを形作っている個々の景物。
2.ある土地や季節の特徴を表している事物。
出典:大辞林 初版(発行所 株式会社三省堂)「風物」
私たちが普段の生活で何気なく目にする光景の中にも、風物と言えるものが多くあります。例えば、道路脇に並ぶ街路樹一つとってみても、若葉、木陰、色付き、落葉と季節それぞれに違った表情を見せてくれるのは、まさに風物と言えるでしょう。
さらに、「風物詩」には以下のような意味があります。
1.風景または季節をうたった詩。
2.季節の感じをよく表している物事。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「風物詩」
上記のように二つの意味がありますが、今では一般的に2の「その季節の趣をよく表している物事」について表す語として用いられる事が多いようです。
次に、「風物詩」の使い方を例文を使って見てみましょう。
「風物詩」の使い方、具体例
たとえば以下のように用いることができます。
「その店ではこの時期になると、期間限定で春の風物詩である桜を模したスイーツを販売している」
「河川敷で行われる花火大会は、夏の風物詩として人々に親しまれている」
「秋の風物詩マツタケが店頭に並んだ」
「夜の街を華やかに彩り、道行く人の心を温めるイルミネーションは、冬の風物詩の一つだ」
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