
「覇気」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「覇気」(読み方:「はき」)という言葉は、「覇気がある顔つき」「覇気のない若者」などの形でよく用いられています。
若者や男性に対して使われることの多い言葉ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また他に近い意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのか、疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「覇気」の意味と使い方、また類義語などについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
若者や男性に対して使われることの多い言葉ですが、具体的にはどのようなことを表すのか、また他に近い意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのか、疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「覇気」の意味と使い方、また類義語などについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
覇者の意気
進んで物事に取り組もうとする意気込み。また、他に打ち勝とうとする強い気持ち。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「覇気」
つまり「覇気」とは、「他に勝る者になろうとする心持ち」「自ら物事に取り組もうとする気持ち」を表す言葉です。
「テキパキ」の「パキ」や「はきはき」の「はき」は、語源が「覇気」だと言われています。
「覇者」とはもともと、中国春秋時代の周王朝下で、徳によらず実力や諸侯の信を得て天下を治めた者の尊称でした。
「彼は仕事で足りない知識を補おうと、積極的にさまざまなセミナーや勉強会に参加している中々覇気のある青年だ」
「ただ頭が切れ仕事ができるだけでなく、自信満々として覇気に富んだ彼は男性的な魅力に溢れている」
「近頃は中性的な男性が人気だというが、どうも覇気に乏しく弱々しく見え魅力的には映らない」
「彼は大手企業に勤めているとはいえ、ルーティーンワークに不満を募らせるばかりでいつも覇気のない顔つきをしている」
ひるまずに立ち向かう強い精神力。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「気迫」
「気迫」とは「何かに恐れて気持ちがくじけることなく物事に立ち向かう強い精神力」をいい、以下のように用いることができます。
「彼のあまりの気迫に圧倒されて、誰も反対意見を切り出せなかった」
「彼は初舞台で気迫のこもった熱演を披露し、観客から拍手喝采を受けた」
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