「所謂」の意味と使い方・例文・「いわば」との違い。新聞記者歴29年の筆者がわかりやすく解説!
つまり、まとめると、以下のようになります。
「所謂」は「世間で広く言われているように」なので、前段を受けて次にくる語が世の中である程度一般的でなければ、あまり分かりやすくはなりません。しかし、すぐ下に名詞を置くことができるため、文章をシンプルにできます。
「いわば」は「別の言葉で言うと」ということですから、言い換え後の言葉が一般的である必要はありませんが、ある程度イメージの共通性があったほうが説得力があるでしょう。また、下に体言を必要とする関係から、文章が少し複雑になるかもしれません。
英語では
ちなみに、英語ではこのように使い分けされています。
・「所謂」=what is called、so-called
・「いわば」=so to speak、as we say、I say
分かりやすく言い換えを
以上、「所謂」の意味と使い方、また「いわば」との違いについて、詳しく解説してきました。
この言葉は「世間一般で言われているように」という意味の連体詞で、「ある事柄を説明するときに、世間一般に知られていることで言い換え、理解しやすくしたい」という場合に用います。名詞の上につく語で、場面によってはひらがなで「いわゆる」と表記されることも少なくありません。
一方、同じく言い換えの際に用いる「いわば」は「別の言葉で言ってみると。たとえば」という意味です。前段で述べたことを「いわば」を使って適切な表現で言い換えると、より説得力をアップさせることができます。後段が世間一般に知られていることである必要はありません。
いずれも、物事を伝える際、分かりやすく伝えたいというときに用いられる語です。言い回しや何を引き合いに出すかに注意して使い分けていくと、表現の幅が広がっていくのではないでしょうか。