「都度」の意味と使い方・例文・類義語は?新聞記者歴29年の筆者がわかりやすく解説!
又候(またぞろ)
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「又候」は「あまり望ましくないことが繰り返されるさま」を指す語です。「懲りもせずにまたもう一度繰り返すのか」といった、ややあきれたニュアンスで用いることができます。
「又(また)」に「候(そうろう)」をつけた「またそうろう」を省略して滑稽さを加えた俗語で、江戸時代中頃から使われ始めたようです。
例文:
「つい数日前に飲み過ぎて失敗したばかりなのに、友人から誘われたら又候いそいそと出て行ったよ」
「あの選手はすぐに感情的になる傾向があるから、昨夜のゲームでは又候警告を受けた」
「しばらくの間は大人しくしておかないと、又候バッシングが始まってしまう」
場面を考えてその都度選択を
以上、「都度」の意味と使い方、また類義語にあたる言葉について詳しく解説してきました。
この言葉には「ある物事をするそのたびごと」という意味があります。「ある物事をする」主体は主に人で、複数回「ある物事をする」ことを示唆する言葉です。また、「ある物事」の次にくるアクションは毎回決まっている場合もありますが、その時その時で違うこともあり、さまざまなケースが想定できるでしょう。
同じく物事が繰り返されることに関する言葉には「度毎」「毎度毎度」「又候」などがあります。それぞれ適した場面や使い方・ニュアンスが異なっており、状況を考えて使い分けていくとよいのではないでしょうか。