「門出」の意味と使い方・例文・「船出」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
船が港を出ること。でふね。出帆。比喩的に、新しい生活の出発にもいう。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「船出」
つまり「船出」は、「船が港を出ること」や「新生活を始めること」の意味を表す言葉です。
そして、「船出」と「門出」の使い方を比較すると以下のようになります。
「船出」:「社会人としての船出を迎える彼は、これからの生活に対する不安と期待で胸が一杯になっていた」(社会人としてこれから新しい生活を迎える彼は、今後の生活に対する不安と期待で胸が一杯になっていた)
「門出」:「彼女の門出を祝うためにささやかながら餞の宴を設けた」(渡航の前に、彼女が始める新しい生活を祝うためささやかながら餞の宴を設けた)、
「彼女が渡航する際には、門出を見送ろうと友人たちが集まった」(彼女が渡航する際には、出発を見送ろうと友人たちが集まった)
この例文からわかるように、「船出」は「船が港を出ること」を表すほか、比喩的に「新しい生活の出発」のことを表現することができます。
「門出」も同様に「新しい生活の出発」を表しますが、その他に「自分の家を出て旅に出ること」の意味合いもあるというところが、この2つの異なる点です。
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