
「魅惑」の意味と使い方・例文・「魅力」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
美しい女性に対して使われることが多い言葉ですが、「魅惑」と似ている「魅力」とはどのような違いがあるのか、疑問を抱くことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「魅惑」の意味と使い方、また「魅力」などの類義語との違いなどについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
魅力で人をひきつけまどわすこと。
出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「魅惑」
つまり「魅惑」とは、「ある物事の持つ魅力が人の分別を失わせること」を表す言葉です。
「魅惑」の「魅」、「惑」ともに「人の心を惑わせる」という意味を持っています。
「まだあどけなさが残りながらも色気を感じさせる顔立ちの彼女は、明るく奔放な振る舞いで男性たちを魅惑する小悪魔のような少女だった」
「体のラインを美しく強調するロングドレスを纏った色っぽい雰囲気の彼女に、彼は魅惑されることしきりだった」
「それは聴いている人々を魅惑するような鮮やかでよく通る美しい歌声だった」
「ダイヤモンドを贅沢にちりばめたそのリングの魅惑的な美しさに女性たちは目を奪われた」
人の心をひきつけ、夢中にさせてしまう力。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「魅力」
そして、これらの語と「魅惑」の使い方を比較すると以下のようになります。
「魅力」:「彼女は最近イタリア料理の魅力にとりつかれて、パスタやピザ生地から自分で手作りしている」(彼女は最近イタリア料理に引きつけられて夢中になり、パスタやピザ生地から自分で手作りしている)
「魅惑」:「その旅行ではフランス各地のワイナリーを巡り、複雑な香りと味わいのある魅惑的なワインを満喫することができた」(その旅行ではフランス各地のワイナリーを巡り、複雑な香りと味わいがあり、人の心を乱す魅力を持つワインを堪能した)
\次のページで「その他の類義語」を解説!/