「絵空事」の意味と使い方・例文・類義語まとめ
画餅(がべい)
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次に、「画餅」という言葉があります。連語として「画餅に帰す」「画餅に帰する」という言葉もありますが、こちらは聞いたことがない人もいるのではないでしょうか。
それでは、「画餅」の意味を見ていきましょう。「画餅」には以下の意味があります。
実現の見込みのないもの、また、実際の役に立たないもののたとえ。絵に描いた餅。がへい。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「画餅」
つまり、「実現する可能性がないものや現実として役に立たないものを例えていう語」を意味します。
また連語として良く用いられるのが「画餅に帰す(ガベイニキス)」という言葉です。こちらは「計画などが失敗に終わり、無駄骨折りになる」という意味があります。つまり、「計画していたことが実際の役に立たず無駄になる」という意味です。
現実味がなく実際に役に立たないものを表す語である「画餅」ですが、実際にはどのように使用するのでしょうか。
では画餅の例文を見ていきましょう。画餅は以下のように用いることができます。
「子供連れでディズニーランドに行くつもりで準備を進めていたが、予定の日が台風とぶつかり計画は画餅に帰した」
「友人の誕生日祝いにサプライズパーティーを企画して準備を整えたまでは良かったが、当日主役の友人が残業で仕事を抜けられず、すべては画餅に帰した」
「かなりの時間をかけて練り出した企画であったが、本部からの承諾が下りず企画は画餅に終わった」
「絵空事」「夢物語」「画餅」の3つの語における違い
では「絵空事」と類義語を比較して違いをおさらいしましょう。
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