
「あでやか」の意味と使い方・例文・「つややか」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
1 女性の色っぽくなまめかしいさま。
2 美しくたおやかなさま。
出典:小学館「婀娜」
「婀娜」の「婀」「娜」は、ともに「しなやか」「たおやか」の意味を持ち、「婀娜」で「色っぽくなまめかしいさま」を表す言葉となります。
「婀娜」は、「通」や「粋」などと同じく、江戸末期の美意識を表す言葉のひとつです。
「君の浴衣姿、婀娜っぽいね」などの使い方をします。
「あでやか」の対義語

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「あでやか」の反対の意味を持つ言葉には、どのようなものがあるのでしょうか。
「あでやか」を「色っぽい」と捉えるのであれば、対義語は「清らかで美しいさま」を表す「清楚(せいそ)」となるでしょう。
また、「あでやか」を「華やか」と捉えた場合には、「控えめ」を表す「地味」の言葉が対義語にあたります。
「艶姿」

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「艶姿(あですがた、えんし)」は、「女性のなまめかしい姿」を表し、華やかなドレスや和服姿などに対して使われる言葉です。
「彼女は豪華な振袖をまとった艶姿を皆の前で披露した」という使い方をします。
「艶書」

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「艶書(えんしょ)」とは、「恋文」「ラブレター」のことです。現在では「恋文」さえも古めかしい言葉となりましたが、「艶書」はより古風な表現となります。
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