「あながち」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「まんざら」は、「(後に否定形を続けて、判断などが)必ずそうと決まったものではない」ことを表します。
語源はわかっておらず、「満更」は当て字です。「まんざらでもない」は慣用句なので、「まんざらではない」のような言い方は誤用になります。「必ずしも悪くない、全く嫌なわけではない、むしろかなり良い」という意味で、例文は次の通りです。
「ここしばらくヒットがなく鳴かず飛ばずの日々を送っているとはいえ、彼の作品はまんざら捨てたものではない」
「彼は自分がリーダーなんて柄ではないと言いながら、まんざらでもなさそうだった」
《「し」は副助詞、「も」は係助詞》打消しの語を伴って、必ず…というわけではない、…とは限らない、という気持ちを表す。
出典:小学館「必ずしも」
「必ずしも」は、打消しの語と共に使って、部分的に否定する意味を表す言葉です。
「必ずしも」は、次のように使います。
「行列のできるレストランの食事が必ずしもおいしいとは限らない」
「いつも一緒に行動している夫婦が必ずしも円満だとは言えない」
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