「あながち」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
細かい違いを無視して判断するさま。ひっくるめて。一様に。▼多く下に否定的な表現を伴う。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「一概に」
「一概に」は、「細かいところを考慮しないで、すべてをまとめて同じように判断する様子」を表す言葉です。
また、「一概」という言葉もあり、こちらは自分の意見を強引に押し通すことを表します。
「一概」の「概」は、「ますに入れた米の盛り上がった部分をならす棒(ますかき)」の意味を持つ漢字です。そのため、「一概には言えない」という表現も、「米をならすように、物事をひとつの面だけで考えて結論を出すわけにはいかない」という意味が込められています。
「一概に」は、次のように使う言葉です。
「金持ちが幸せでそうでない人が不幸かどうかなんて一概にはいえない」
「価格が安い製品を一概に否定するつもりはないが、値段相応で安物買いの銭失いになることもある」
《否定的表現を伴って》必ずしも。
出典:明鏡国語辞典「満更」
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