「逢瀬」の意味と使い方・例文・「逢引」との違いは?新聞記者歴29年の筆者がわかりやすく解説!
微妙なニュアンスの違いに注目
以上、「逢瀬」の意味と使い方、また「逢引」との違いについて、解説してきました。
この言葉は「(主に恋愛関係にある男女が)密かに逢う場」のことを言い表す言葉です。一般的には、不倫などの公にできない関係で、男女が他人に知られないように人目を避けて会うといった含みを持ちます。「逢瀬を重ねる」「逢瀬を楽しむ」という形で用いられることが多いでしょう。
近い意味の語に「逢引」があります。同じように「恋愛関係にある男女が人目を忍んで逢うこと」を表現していますが、人目を避けることができるよう2人が示し合わせて、計画的に逢うといったニュアンスが加わった表現です。
2つの語のニュアンスの違いはかなり微妙ですが、それぞれ言い回しや与える印象が異なります。場面に応じて選択するとよいのではないでしょうか。