
「黙々」の意味と使い方・例文・類義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「大きなトラブルに見舞われたとき、皆が慌てる中、彼だけは淡々と自分の業務を進めていた」
「弟はいつも淡々とした話し方をするので、何を考えているのかわからないと人から言われている」
1 ひっそりと静まっているさま。
2 おごそかなさま。厳粛なさま。威厳をもって物事を行うさま。
出典:小学館「粛粛」
「粛々」は、「しずかなさま」「おごそかなさま」を表す言葉です。
「粛」には「つつしむ」「おごそか」「身が引き締まるほど厳しい」という意味があります。
「粛々」は、冠婚葬祭などの身を引き締めて執り行われるようなシーンで使われることの多い言葉です。
例えば、次のような使い方をします。
「式は粛々とした雰囲気の中で進められた」
「この件につきましては、ご意見を真摯に受け止め、自分のやるべきことを粛々と行ってまいります」
「黙々」「淡々」「粛々」の違いは?

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「黙々」「淡々」「粛々」の違いを端的にまとめると、次のようになります。
黙々:ただ黙って何かをし続けること
淡々:感情の起伏がなく、冷静な様子
粛々:重要な場面で身を引き締めて行われる様子
1 すべきことを故意に怠けること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。
2 わがままで、ずうずうしいこと。ずるいこと。また、そのさま。
出典:小学館「横着」
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