言葉の意味

「融通無碍」の意味と使い方・類義語・対義語は?国語科の教員がサクッと解説!

あることにこだわってしまうこと。滞ってしまい、融通がきかなくなること。
出典:新明解四字熟語辞典・第2版。三省堂

中国語に「滞泥」(ピンインと発音)という語があるそうで、滞・泥それぞれの漢字を重ねて意味を強調したものとされています。

ちなみに「滞」「泥」は共に「固執する」という意味がり、同じ意味の漢字を重ねて使うことで、内容を強調しているようです。

「滞滞泥泥」の使い方・例文

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次に、「滞滞泥泥」の使い方を例文を使って見ていきましょう。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

「私の部下は、仕事でミスをしないよう慎重に事に当たってくれるのはよいのだが、慎重ゆえに滞滞泥泥としたところがあり、時折行き詰まってしまう」

「生徒指導とはこうあるべきだ、という信念を持つのは良いが、相手は個性を持った人間なのだから、おおらかに構え、滞滞泥泥とならないように注意した方が良い」

類義語であっても、きちんと使い分けを!

以上、「融通無碍」の意味と使い方、類義語・対義語について解説しました。
 
この言葉は「考え方や生き方が何物にも縛られず自由なこと」、つまり何かにこだわることなく、物事に滞りなく、自由に対応できることを表し、「融通無碍な考え」「融通無碍な対応」などの形で用いられています。
 
また似た意味の語として「異類無碍」がありますが、この四字熟語は「互いに異質なものが、何のさわりもなく相互に通じ合うこと」という意味を持ち、前提として「対照的なもの」でなければなりません。
 
自由に行動することについていう四字熟語であっても、ニュアンスが異なるものもあります。
 
何ごとにも縛られず、自由に生きたいという思いは誰しも持つかもしれませんが、場面に応じて使い分ける必要があるものは、しっかり使い分けてこそ、自由に生きる、スマートな大人と言えるでしょう。
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