
「生粋」の意味と使い方・例文・「純粋」との違いは?現役ライターがサクッとわかりやすく解説
「生粋」(読み方:「きっすい」)という言葉は、「生粋の~」という形でよく用いられます。
多くの人が大体の意味は分かると思いますが、具体的にどのようなことを表しているのか、また似た意味を持つ「純粋」という語とはどのような違いがあるのか、疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「生粋」の意味と使い方、また「純粋」との違いなどについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
多くの人が大体の意味は分かると思いますが、具体的にどのようなことを表しているのか、また似た意味を持つ「純粋」という語とはどのような違いがあるのか、疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「生粋」の意味と使い方、また「純粋」との違いなどについて、翻訳経験のある現役ライターの筆者が説明していきます。
混じり気がまったくないこと。
出典:明鏡国語辞典「生粋」
つまり、「他の種類や性質のものが混じっていないこと」(ただし人の出身などについていう場合に用いる)を表す語となっています。
「生粋」の語源

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「生粋」の「生」は「何も加えられないまま」、「粋」は「まったく雑じり気がなく純粋なこと」を表現することから、「生粋」という言葉が生まれました。
もともとは「きすい」と読まれていましたが、現在では「きっすい」と読まれるようになっています。
「彼は祖父の代から3代続く生粋の江戸っ子だ」
「彼女は良家に生まれた生粋のお嬢様で、ただそこに立っているだけでもどこか清らかで品のある雰囲気が感じられる」
「生粋の職人が繊細な手作業で一つ一つの工程を丁寧に仕上げていく職人芸を息を詰めて見守る」
「関東出身者は、たとえ大阪で暮らすようになっても生粋の関西人と比べイントネーションに違いが出てしまうものだ」
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