言葉の意味

「他山の石」の意味と使い方・類義語は?国語科の教員がサクッとわかりやすく解説!

「仕事を覚えるよりも上司に媚びを売ることばかりに必死な同僚を見て嫌気がさし、彼を反面教師として自分の振る舞いを省みようと心に誓う」

「先日ある女性芸能人が番組内で発した言葉が物議を醸しており、好感度が急激に落ちている。彼女を反面教師として、自分も言動には細心の注意を払おうと思う」

人が経験できる事柄には限りがあるからこそ…

以上、「他山の石」の意味と使い方とその類義語について説明しました。

「他山の石」という言葉は「他人の言動を手本にする」「他人の言動のため、自分とは無関係なもの」といった意味で誤用されることもあるようですが、本来そうした使い方をする語ではなく、「自分の人格を高めるのに役立つ、他人の失敗などの良くない言動」を表し、他人の失敗などから学ぶことについていう場合に「~を他山の石とする」といった形で用いられる表現です。

また「反面教師」にも近い意味がありますが、この場合は「悪い見本となる人や事柄」を表し、あえて逆の意味で手本にするような人物や物事」についていう場合に用います。

人間は、様々な経験を通じて立派に成長していく生き物ですが、その経験も、無限に体験できるものではありません。

だからこそ、「他山の石」の精神を忘れず、他人の失敗などを自身の成長に活かす姿勢を忘れてはいけないと思います。

中国に限らず「古典」と呼ばれる世界には、現代人にも通じる思想が描かれているものがたくさんあるのです。古典世界に描かれている内容を「他山の石」とし、自身の人生に役立てましょう。

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