「一喜一憂」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役ライターがサクッとわかりやすく解説!
比較的よく使われる言葉ですが、「一喜一憂するな」など、どちらかというとあまり良い場面では使われない言葉かもしれません。しかし、誰もが一度は何かに「一喜一憂」したことがあるのではないでしょうか?この言葉の意味や類義語・対義語にはどのようなものがあるのか、どのような使い方をするのか、中には疑問が浮かぶことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「一喜一憂」の意味と使い方や英訳、また類義語・対義語にあたる言葉について、「誰にでも分かる言葉で伝える」を心掛ける現役ライターが分かりやすく解説していきます。
#1 「一喜一憂」の意味は?
まず、「一喜一憂」には以下のような意味があります。
情勢の変化につれて喜んだり心配したりすること。
出典:明鏡国語辞典「一喜一憂」
つまり、「変化しているある物事のその時々の状況やなりゆきの変化に喜んだり心配したりすること」を表す言葉となっています。「落ち着きなさい」という意味で「一喜一憂するな」という使われ方をすることがありますが、感情が揺れ動き、物事に振り回されているような心の状態であることが分かりますね。物事に対し、喜んだり心配したりすることは悪いことではないですが、「一喜一憂」ばかりしていると大事な物事の本質を見落としてしまいそうです。
#2 「一喜一憂」の使い方・例文
次に、「一喜一憂」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
「彼の優勝がかかった試合を見守りながら、そのなりゆきに彼女は一喜一憂していた」
「その時、選挙事務所では皆が固唾を呑んで開票状況を見守り、数字に一喜一憂していた」
「彼は中々就職先が決まらず、最近は選考結果に一喜一憂する日々を送っている」
「彼の態度に一喜一憂する彼女の姿は、危なげながらどこか可愛らしくも見えた」
「一喜一憂」とは、物事や状況の変化に、喜んだり心配して揺れ動いている感情の状態のことを指し、「~に一喜一憂する」などの形で用いることができます。物事に振り回されている印象を与える言葉なので、良い表現として使われることはあまりないようです。
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