「講話」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
この言葉は大勢の人の前で話をする時に使いますが、他に「講演」「演説」「講義」「訓話」といった近い意味の語もいくつかあり、それらの語とどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶことがあるかもしれません。
そこで、ここでは「講話」の意味と使い方、また類義語である「講演」「演説」「講義」「訓話」との違いについて、科学・技術系記事の執筆を中心に活躍する筆者が説明していきます。
「講話」の意味は?
まず、「講話」には「多くの人に分かりやすく説明して聞かせること」といった意味があり、「集まった大勢の人に対して何らかのテーマについて詳しく説明して理解させること」を表す語となっています。
「講話」の使い方は?
次に、「講話」の使い方を例文を使って見ていきます。以下に4つの例文を挙げました。
「お寺で行われている住職による講話を聞きに行く」
「外部から講師を招き、就職指導の講話をする」
「卒業生の講話を聞き、進路を考える参考にする」
「入社式で社長の講話を聞いて働く意欲を新たにする」
「講話」は、上記のようにあるテーマを大勢の人の前で話すときに使うことができます。ですが、「講話」には「わかりやすく説明する」という意味が含まれるので、それを念頭に置いて使用しましょう。
「講話」の類義語・言い換え表現
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次に、「講話」の類義語や言い換え表現について見ていきましょう。まず、「講話」と近い意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。
「講演」:多くの人の前である題目について話をすること。
「演説」:多くの人の前で自分の意見や主張を述べること。
「講義」:人々に学説・書物・物事などの意味や内容を説明すること。
「訓話」:教え導くために話をすること。
そして、これらの語と「講話」の使い方を比較すると以下のようになります。
「講演」:「経営についての講演会に参加する」(経営をテーマにした話を聞くことができる催しに参加する)
「演説」:「議員が街頭で演説する」(議員が街頭で自分の意見や主張をテーマに話をする)
「講義」:「生物学の研究を講義する」(生物学の研究内容について説明する)
「訓話」:「今日は校長先生の訓話がある」(今日は校長先生が生徒達を教え導くために話をする)
「講話」:「その精進料理教室では、実際に試作や食事をした後に講話を聞くことができる」(その精進料理教室では、実際に試作や食事をした後に精進料理について分かりやすく説明した話を聞くことができる)
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