「紋切り型」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「料理が苦手で凝ったメニューは作れないが、夫はありきたりな食事でも満足しているようだ」
「その映画のストーリーはありきたりなものだったが、人気役者の演技が優れていてつい見入ってしまった」
「紋切り型」と「ありきたり」は共通に、いつも同じであるさま、ありふれていることなどの意味を含んでいますが、「紋切り型」は「物事のやり方が」という意味を含む場合があります。
そのため、上記の「ありきたりな食事」を言い換えた「紋切り型の食事」は、「ありふれたいつも通りの方法で作った食事」のように、微妙に異なった意味に解釈できるので注意が必要です。
「紋切り型」と「型にはまる」の違いは?
次は、「紋切り型」と「型にはまる」の意味がどのように違うのか、そしてどのように言い換えられるのか見ていきましょう。「型にはまる」は、例えば以下のように使われます。
「型にはまった生活を送っている自分にふと疑問を覚える」
「行き詰った時には型にはまった考え方を捨てて、それまでとは違った視点から物事を見つめ直すと良い」
「紋切り型」と「型にはまる」は、極めて似た意味を持っているので、ほとんどの場面で互いに言い換えることができるでしょう。しかし、「型にはまる」には、「紋切り型」にはない「とかく陥りがちな状態になってしまう」という意味を含む場合があるので注意しましょう。
「紋切り型」と「通り一遍」の違いは?
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「紋切り型」と「通り一遍」の意味はどのように違い、どのように言い換えられるのでしょうか。「通り一遍」は、例えば以下のように使われます。
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