「無垢」の意味と使い方・例文・類義語は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
1. 心やおこないが正しいこと。うしろぐらいところがないこと。
2. 清くて白いさま。
出典:大辞林 第三版(発行所 株式会社 三省堂)「潔白」
「潔白」: 「彼女は、自身の行動によって自分の潔白を示さなくてはならない」
(≒「彼女は、自身の行動によって自分に後ろ暗いところがないことを示さなくてはならない」)
「無垢」:「あのような無垢な瞳をした子供が犯人であるなんて信じられない」
(≒「あのような汚れを知らず世間ずれしていないような瞳をした子供が犯人であるなんて信じられない」)
このように、「潔白」は「気持ちや行いが正しいことや悪いところがないこと」を表す一方で、「無垢」は「(汚れを知らないゆえに)気持ちや行いが良いこと」と解釈できる意味を持っています。また、「無垢」の「清らかであること」には「正しさ」は含まれないという違いがあることも理解できるでしょう。
また、「潔白」は、今では「清くて白いさま」という意味ではほとんど使われず、この意味で使われているのは昔の文献などに限られるようです。
「無垢」と「清純」の違いは?
まず、「清純」には以下の意味があり、この語と「無垢」の使い方を比較すると以下のようになります。
きよらかでけがれのないこと。清楚で純真なさま。
出典:大辞林 第三版(発行所 株式会社 三省堂)「清純」
「清純」:「彼女には宮廷婦人たちの上品な美しさとは違う少女の面影を残したような清純な美しさがあった」
(≒「彼女には宮廷婦人たちの上品な美しさとは違う少女の面影を残したような清らかな美しさがあった」)
「無垢」:「養護施設で育った無垢な少女の成長を描いたその映画は、東京の道玄坂で上映された」
(≒「養護施設で育った清らかな少女の成長を描いたその映画は、東京の道玄坂で上映された」)
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