「無垢」の意味と使い方・例文・類義語は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「無垢」と「純粋」の違いは?
まず、「純粋」には以下の意味があり、この語と「無垢」の使い方を比較すると以下のようになります。
1. ほかのものが混じっていないこと。
2. 気持ちに私欲や打算のないこと。
出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「純粋」
「純粋」:「フレーバーウォーターはミネラルウォーターとは違って純粋の水ではなく、フルーツなどを少量加えてつくられた清涼飲料水だ」
(≒「フレーバーウォーターはミネラルウォーターとは違って混じりけのない水ではなく、フルーツなどを少量加えてつくられた清涼飲料水だ」)
「無垢」:「赤ちゃんはどこまでも透き通った無垢な目でこちらを眺めていた」
(≒「赤ちゃんはどこまでも透き通った汚れのない済んだ美しい目でこちらを眺めていた」)
「無垢」:「半年に渡る節約生活の末、念願だった金無垢の時計を手に入れる」
(≒「半年に渡る節約生活の末、念願だった純金でできた時計を手に入れる」)
このように、「純粋」は「私欲や損得勘定といった良くない考えが混じっていないこと」「ある物のそれ自身に他のものが混じっていないこと」、「無垢」は「心身に汚れがなく澄んでいて美しいこと」「他のものが混じっていないこと」を表すというニュアンスの違いがあります。
つまり、「純粋」と「無垢」は、「他の物が混じっていないこと」という意味ではほぼ同じ意味です。しかし、もう一方の意味では、「無垢」が「心身が清らかなこと」であるのに対し、「純粋」は「私欲や打算のないこと」と意味が狭いような印象を受けます。
「無垢」と「潔白」の違いは?
まず、「潔白」には以下の意味があり、この語と「無垢」の使い方を比較すると以下のようになります。
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