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「堅実」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!

「堅実」(読み方:「けんじつ」)という言葉は、「堅実に~する」「堅実な~」などの形でよく用いられています。

比較的人の性質を表す場合に用いられることが多い語ですが、具体的にはどのようなことを表していて、近い意味のある「着実」や「地道」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「堅実」の意味と使い方、また類義語である「着実」「地道」、言い換え表現について、科学・技術系記事の執筆を中心に活躍する筆者が説明していきます。

「堅実」の意味と使い方

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それでは、始めに「堅実」の意味と使い方を見ていきましょう。

「堅実」の意味は?

まず、「堅実」には「手堅いこと、危なげがないこと」という意味があり、「確実で不安を感じさせるようなところがないこと」を表します。

「堅実」は、「堅い」のほか「しっかりとした」という意味を持つ「堅」と、「果物、実る、みちる、誠意がある」のほか「偽りがない」という意味を持つ「実」から構成されている熟語です。

そして、これらの語から「確かでしっかりとしていること」という「堅実」と同等の意味を導くことができます。

「堅実」の使い方は?

次に、「堅実」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように使用することができます。

「彼はリスクのある投資はせずに、堅実な方法で資産を増やしている」

「サイトの運営事務局は終始、丁寧で堅実な対応だった」

「彼は堅実な考え方で、無理なことは端から引き受けないが、逆に一度引き受けたことはしっかりと対応してくれるので信頼感がある」

「最近では会社員や公務員といった堅実な職業に就きたいと考える若者が多いようだ」

「彼は先のことを見据えて堅実な将来設計を立てる主義だ」

「信頼あるニュースを堅実に発信していくためには、インターネットメディアから提供される情報の真偽を確認する必要がある」

「仕事を堅実に取り組む姿勢がその成果につながる」

「いい加減な仕事や何かと横着する姿勢から、彼の堅実さに欠けた放漫な生活が想像できる」

「この会社のコンテンツは堅実みはあるが冒険心には欠ける」

「堅実」はこのように、「堅実な~」「堅実に~する」といった用法があり、「堅実さ」「堅実み」といった派生語があります

「堅実」の類義語は?

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次に「堅実」の類義語について見ていきましょう。まず、「堅実」と似た意味のある語には、たとえば以下のようなものが挙げられます

「着実」:落ち着いていて軽はずみなところがないこと。

「地道(じみち)」:確実で危なげなく真面目に物事をすること。

\次のページで「「堅実」と「着実」の違いは?」を解説!/

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