
「短絡的」の意味と使い方・例文・類義語・言い換え表現は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「浅はか」の使い方は?
「浅はか」には「考えが浅いさま」(つまり考えが足りない、十分ではない様子)を表し、たとえば以下のように用いることができます。
「その作業が1時間もあれば終わると考えた自分の浅はかさを後悔する」
「事前に行き方もろくに調べずに、住所さえ分かればすぐにたどり着けると思っていたのは浅はかな考えだった」
「浅はか」が表す「よく考えないさま」は、「短絡的」に含まれる「筋道立てて考えずに」という意味を包括している、つまりぼんやりと言い換えていると言えるでしょう。このような違いのほか、「浅はか」には「物事と結果を結びつけてしまうこと」という意味を含んでいないという違いがあります。
「単純」の使い方は?
「単純」には「考え方が一つの面に偏っていて浅いこと」を表し、以下のような使い方をすることができます。
「金持ちと結婚すればそれだけで幸せになれるというのは単純過ぎる考え方だ」
「彼は単純に大企業に就職できればそれで良いと考えているようだ」
「単純」の意味は「本来の複雑さを考えず、大雑把に考えること、または部分しか考えないこと」とも言い換えられることから、「本質を考えずに」という意味を含んでいる「短絡的」とはニュアンスが異なります。また「単純」の意味にも、「浅はか」と同様に「物事と結果を結びつけてしまうこと」という意味は含まれていません。
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