言葉の意味

「稀」の意味と使い方・例文・類義語・対義語・言い換え表現は?現役記者がサクッと解説!

「稀」と「珍しい」「希少」「稀有」「貴重」の違いは?

次は、「稀」と「珍しい」「珍しい」「希少」「稀有」「貴重」がどのように違うのか見ていきましょう。これらの語は、使い方を比較すると以下のようになります。

「珍しい」:「ショッピングセンターで珍しいデザインのワンピースを見つけたので、つい勢いで買ってしまった」
(≒「ショッピングセンターで目新しいデザインのワンピースを見つけたので、つい勢いで買ってしまった」)

「希少」:「古書店街で見つけたこの本は、中国から輸入された希少なものだという」
(≒「古書店街で見つけたこの本は、中国から輸入された少なくて珍しいものだという」)

「稀有」:「これは無料で情報解析ツールを提供してくれる稀有なサイトだ」
(≒「これは無料で情報解析ツールを提供してくれるとても珍しいサイトだ」)

「貴重」:「この博物館には織田信長が使用したとされる貴重な茶器が展示してある」
(≒「この博物館には織田信長が使用したとされる非常に価値がある茶器が展示してある」)

「稀」:「彼女は16歳で海外の大学に飛び級で留学したという稀に見る天才だ」
(≒「彼女は16歳で海外の大学に飛び級で留学したという数少ない天才だ」)

つまり、「珍しい」「希少」「稀有」は「見ることがめったいないこと」を表し、目新しい人の関心を引くような物事についていう時に使います。

一方、「貴重」は「非常に価値がある」ことを表しますが、得難さが価値に繋がる場合、「見ることがめったいないもの」について言う時にも使いますので、その使い分けには注意が必要です。

また、「稀」は「何かが起こることやそのものの存在がかなり少ないこと」を表し、単純にそれが存在したり起こったりする回数が少ないことに使うという違いがあります。

「稀」の対義語は?

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では、次に「稀」の対義語である「ざら」について見ていきましょう。

「ざら」は「どこにでもあって珍しくないさま、ありふれているさま」を表し、以下のように使うことができます。

「最近では出版社が潰れるなどざらにある話で、作家の著作権を売買するなんてこともちらほら耳にする」

「その程度のアニメ作品ならざらにある」

「稀」の言い換え表現は?

それでは、次に「稀」の言い換え表現について見ていきましょう。

例えば、上記の例文で挙げた「彼のような昔気質の職人は今では稀だ」という文ならば、微妙なニュアンスの違いはありますが、以下のように言い換えることができます。

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