言葉の意味

「肯定」の意味と使い方・例文・類義語・対義語は?現役記者がサクッとわかりやすく解説!

「承認」は上記の意味のほか「相手の言い分を聞き入れること、認め許すこと」といった意味で使われることもあり、「そのプロジェクトは承認された」(そのプロジェクトの実施が認められた)のように使います。

「肯定」と「承認」「同意」「共感」「賛成」の違いは?

それでは、「肯定」は「承認」「同意」「共感」「賛成」とどのように違うのでしょうか、これらの使い方を比較すると以下のようになります。

「承認」:「この土地はその所有権をめぐって長年争っていたが、ついに自分のものであると承認された」(この土地はその所有権をめぐって長年争っていたが、ついに自分のものであることが正当だと認められた)

「同意」:「君の言い分にはまったく同意できないが、皆が賛成するなら従うほかはない」(君の言い分と自分の言い分はまったく違うが、皆が賛成するなら従うほかはない)

「共感」:「彼は一見近寄りがたい雰囲気があるが、人や物事に丁寧に接する誠実さに共感を覚え親近感を抱くようになった」(彼は一見近寄りがたい雰囲気があるが、人や物事に丁寧に接する誠実さに、自分の感覚と共通するものを感じて親近感を抱くようになった)

「賛成」:「彼の意見に対して全面的に賛成する意向を示す」(彼の意見に対して全面的に同意して支持する考えを示す)

「肯定」:「彼はその意見に反対しなかったが肯定もしなかった」(彼はその意見に反対しなかったが、正しいと受け入れることもなかった)

このように、「肯定」と「承認」は共通に「何かを正当なことだと認めること」という意味を持っており、このような内容を意味した文脈では互いに言い換えることも可能です。

しかし、「肯定」には「物事の意義や価値を積極的に認めること」という「承認」にはない意味で使われる場合もあるので注意しましょう。

また、「同意」「共感」「賛成」は「自分も同じだとすること」という共通の意味はありますが、「同意」「賛成」は「自分も同じだと認めること」「共感」は「自分も同じだと感じること」という明確な違いがあります。

「肯定」の対義語は?

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次は、「肯定」の対義語である「否定」について見ていきましょう。

まず「否定」は「そうではないと打ち消すこと、非(良くない、正しくない)とすること、偽りであるとすること」を表し、使い方を「肯定」と比較すると以下のようになります。

「その研究は議論に飛躍があると否定された」(その研究は議論の飛躍が良くないからと受け入れられなかった)

「その研究は議論に疑う余地なしと肯定された」(その研究は議論に疑う余地がないとして認められた)

\次のページで「「肯定」と「承認」はほぼ同じ意味で「同意」「賛成」「共感」は微妙なニュアンスの違いがある」を解説!/

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