「情景」の意味と使い方・例文・「光景」「景色」「風景」「景観」との違いは?現役記者がサクッとわかりやすく解説!
「情景」「光景」は心動かされる「風景」や「景色」、「景観」は素晴らしい「風景」や「景色」
以上、「情景」の意味と使い方、「光景」「景色」「風景」「景観」との違いについてまとめました。
これらの語はそれぞれ自然の眺めや何らかの場面を表しますが、「情景」「光景」は単なる眺め・景色や様子といったものではなく「心に何かの感情や印象を生じさせる景色や場面」を表します。
それに対して、「景色」は「自然の眺めや物事の有り様」、「風景」は「快い(広い範囲の)眺めや好ましい人の場面」。そして、「景観」は「優れた景色や風景」といったように「情景」とは明確なニュアンスの違いがあります。
たとえば、何か心に感じ入るものがある場面を描写するには「情景」か「光景」、単に美しい自然の眺めについて述べる場合には「景色」。そして、見ていて感じの良い場面や快い印象をもたらす景色について表す場合には「風景」、素晴らしい景色や風景について表現する場合には「景観」といったように使い分けることができます。